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tone cafe|2025.6.21

トンビレCROSSTALK|パティシエが考える“おいしい出会い”の作り方(後編)

tone cafeには、パティシエとしての経験をもつ2人のスタッフがいます。日々のスイーツづくりはもちろん、新メニューの開発にも力を注いでいるふたり。今回は、そんな彼女たちに入社のきっかけや現在のこと、そしてこれから描くtone cafeの未来について、たっぷり話してもらいました。

後編では、働く中で変化を実感していることや、2人が描くtone cafeのこれからのことについてお聞きしています。

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<Profile>

おおちゃん(右) 
調理師・製菓師の専門学校を経て、長野県内の洋菓子店にて勤務。その後、接客業を中心とする県内の企業に転職し、接客や調理の経験を積む。2023年12月からtone cafeにてキッチン・ホールスタッフとして働く。

そうちゃん(左)
調理師・製菓師の専門学校を経て、長野県内の洋菓子店にて勤務。その後県内のカフェにて勤務し、店長としてメニュー開発やスイーツ作りの経験を積む。2024年6月からtone cafeにてキッチン・ホールスタッフとして働く。

「おいしい」以上の感動を。2人が考えるtone cafeのこれから

ーこれまで働いてきて、tone cafeのどんなところに魅力を感じていますか?

おおちゃん:ランチやスイーツ、コーヒー、紅茶・・・どれを取っても食材にこだわり本当においしいものを作ることに妥協しないところです。

そうちゃん:お店の魅力というか、これまでお店を引っ張ってきたまめさんの魅力ですよね(笑)。

おおちゃん:そうそう、ぱっと思いついたのがそれで。前職でも食材にはこだわっていたけれど、短いスパンで新商品を出す方針だったので開発に時間をかけられなかったんです。

その点、tone cafeでは「この食材を使いたいから、こういうメニューを作ろう」というように、まず食材ありきでじっくり開発できるのがいいなと思っていて。「この食材で作ったら絶対おいしいよね」と、素材をしっかり味わいながら向き合う感覚があるんです。
そこから生まれる意外な組み合わせも多くて、新しい発見ばかりでした。

そうちゃん:バスクチーズケーキにローズマリーとか!

おおちゃん:そうそう。最初は正直「え、ローズマリーってお肉の香り付けやドリンクの飾りに使うものじゃないの?」と思ったんですけど、実際に作ってみたらすっごく合っていて。「こういう発想もあるんだ!」って、目からうろこでした。

店頭で販売している「トーンサブレ」も、できるだけアレルギーに関係するものを使わないようにしたくて、卵不使用かつアレルギーの出にくい小麦を使っているんです。

そうちゃんはどう思う?

そうちゃん:私もおおさんと本当に同じで、絶対に妥協しないところが魅力だと思っています。これは試作だけじゃなくて、普段の業務についても言えるなって。たとえばエスプレッソのメッシュ調整(※)。絶対においしいと自信を持って出せる状態になるまで何度も調整をして妥協はしない。それから、店内清掃もすごく念入りで・・・絶対に手を抜かないです。

おおちゃん:確かに。味に関してはそれぞれの好みがあると思うんですけど、お店の綺麗さだけは絶対に守っていかないといけないと思っています。

そうちゃん:やっぱりお店って店長の色が出るものだと思うから、その「絶対に妥協しない」というところがまめさんの作ってきた魅力であり、学びたい部分でもあるなって思います。

※メッシュ調整・・・コーヒー豆を挽いたときの粉の粗さ、粒度を調整すること。挽き目の細かさによって味や抽出スピードが変化するため、エスプレッソを抽出するために重要な工程。

ーこれまで働いてきて、入社時と比べて意識が変わったことはありますか?

おおちゃん:丁寧な仕事をしつつ、お客さまに早く料理をお出しできるよう意識することと、快適な時間を過ごしていただけるように気配りをすることをすごく意識するようになりました。

キッチンだけで働いていたときはそこまで考えたことがなかったのですが、tone cafeでホールもやるようになってお客さんと関わることが増えたので、そういった部分も考えるようになったんだと思います。

特にコミュニケーションの部分は気をつけています。たとえばお子さまがいる場合には、食べられなかった、と悲しい思いをしないように、プリンのカラメルソースの苦味について事前に説明しています。

そうちゃん:私はSNSの投稿を担当するようになって「推したい商品をどうすれば手にとってもらえるか」ということをよく考えるようになりました。

どうおすすめしたら買ってもらえるか、おいしいのになかなか頼まれない商品をどうしたら選んでもらえるか・・・その日売り出したい商品をピックアップして、これ食べたいなと思ってもらえるようにお声がけをしたり、投稿の内容を考えたりしています。

おおちゃん:そうちゃんは商品アピールが上手だよね。

そうちゃん:けっこうアピールしちゃうかもしれないです!それと、悩んでいるお客さまにもお声がけして商品をおすすめするようにしています。

ー今後tone cafeをどのようにアップデートしていきたいですか?

おおちゃん:おいしいスイーツとおいしいコーヒーでお客さまの心を満たすことができるカフェにしていきたいです。一言で言うとそれかなって。より多くのお客さまに興味を持っていただき、まずはご来店いただけるように、新しいものをどんどん考案していきたいです。

私たちはパティシエなので、特にスイーツが好きな人に来てもらえたら嬉しいです。そこから、コーヒーにも興味を持ってもらいたいです。私はここのプリンに感動してこのお店で働きたいと思い、入社してからコーヒーのおいしさを知ったので、スイーツをきっかけにコーヒーに興味を持ってくれるお客さまが増えてくれるといいなって思っています。

そうちゃん:本当に同意です・・・!

私は「カフェだけど、ケーキも最高!」って言ってもらえるくらいのケーキを作っていきたいですし、コーヒーや紅茶などとのペアリングも考えた商品開発もしていきたいです。たとえば「バレンシアショコラグラス」は、期間限定でお出ししていたハンドドリップ「ハニーオレンジ」との相性がよかったので、よくおすすめしていたんです。

ペアリングはカフェならではの楽しみ方だと思います。だから、コーヒーに限らずですがドリンクの新作とケーキの新作がペアリングできたりしたらいいなって。「おすすめのペアリングセット」という感じで、セットで販売するのもいいですよね。

それから、tone cafeで提供している一つひとつの商品が、試作を重ねたこだわりの品であることをもっと皆さんに知ってもらいたいなって思っています。だから、SNSの発信もより一層頑張っていきたいです!

「おいしい」だけじゃ足りない。それ以上の感動を届けたい。だから、日々の仕事に妥協はしない。 誰かの一日にそっと寄り添える場所を目指して、ふたりの挑戦はこれからも続きます。

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