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MEMBER|2024.11.19
Contents
tone cafeでは、朝から豆を挽く香りが漂い、店内に温かさが広がります。スペシャルティコーヒーを使用したドリンクや、自家製のプリン、カレーなど、素材のおいしさを詰め込んだメニューを提供しているtone cafeで、新メニューを開発するメンバーの一人、おおちゃん。
おっとりしていて温かい雰囲気を持つおおちゃんはtone cafeでなぜ働いているのか、どんな想いで日々の仕事と向き合っているのか、tone cafeで働いた先にどんな未来を描いているのか・・・おおちゃんの想いについて、じっくりとお話を伺いました。
おおちゃん
調理師・製菓師の専門学校を経て、長野県内の洋菓子店にて勤務。その後、接客業を中心とする県内の企業に転職し、接客や調理の経験を積む。2024年12月からtone cafeにてキッチン・ホールスタッフとして働く。
実家が和菓子店を経営しており、小さい頃からお菓子作りに触れてきました。製造過程を見ることや仕事を手伝うことが楽しかったですし、その頃からお菓子屋さんになるのだろうと漠然と思っていました。
和菓子ではなく洋菓子に興味を持ったきっかけは、小学校のときの恒例行事「バレンタイン」。チョコレートのお菓子を作って友人と交換したときにすごく楽しくて、何より自分が作ったもので喜んでもらえるのが嬉しかったんです。実家は和菓子屋でしたが、この頃から洋菓子に興味を持つようになりました。
高校卒業後は、専門学校へ進学。いつか自分がお店を持ったときのことを考え、製菓の国家資格が取れるところを選びました。和菓子の製法はずっと見ていたのでなんとなく知っていたけれど、洋菓子はまったくの未知。新たな挑戦の繰り返しでしたね。いろんなパーツを組み合わせて宝石のようなケーキを作るのが楽しくて、ケーキの世界に引き込まれていました。
パティシエになりたいと思うようになったきっかけは、先輩が作ったケーキの実習販売です。製菓実習の特別講師として長野市から来てくださったパティシエのケーキも販売されており、担任に勧められて食べることになったんです。その日のケーキは「シナモンのムースとラムレーズンのケーキ」でした。レーズンが苦手だったのでおそるおそる口にしたのですが、これがとてもおいしくて。それまでラム酒の香りとレーズンの風味が苦手だったのですが、シナモンのムースと一緒に食べることでおいしく食べることができて、とても感動したのを覚えています。それ以来、「苦手なものでもおいしく食べられるケーキが作れるパティシエになりたい!」と思うようになり、パティシエを目指すことにしました。
専門学校を卒業後、新卒で洋菓子店のパティシエ部門に配属されました。仕込んであるクッキーを焼いたり、カスタードクリームを炊いたり、フルーツのカットをしたり・・・パティシエの見習いとして経験を積みました。その後体調を崩してしまい、退職。しばらくしてサービス業に転職し、カフェや温泉施設の食堂にてキッチンとホールのお仕事を経験しました。それまではずっとお菓子に携わりたいと思っていましたが、働くうちに調理も楽しくなってきて。今後の自分の選択肢をもっと広げるためにも、調理師免許を取得しました。
それまで働いてきたカフェや食堂は注文を受けて調理をして提供する流れ接客が中心。いつしか、「本格的な接客をするお店で働きたい」、「今まで働いたことのない場所に身を置きたい」と思うようになりました。そのため、お菓子に携われて調理の経験も生かせるカフェに転職を決意。転職サイトでtone cafeを見つけ、「いつかお店を出すときの修行になり、スキルアップにもつながる」と思い、応募しました。
気になっていたお店がいくつかあった中で、tone cafeに就職を決めたきっかけは、面接前にお店で食べたプリンでした。プリンはとろとろ派の私はそれまで固めのプリンをあまり食べたことがなかったのですが、tone cafeのクラシックプリンが今まで食べたかためのプリンの中で一番おいしくて感動したんです。私も食べた人を感動させることができるお菓子が作りたいと思い、tone cafeで働きたいという気持ちが強くなりましたね。
tone cafeではこれまで経験してきたキッチンや接客のお仕事だけでなく、前職では自動のマシンを使うことも多かったドリンクの提供があります。特に苦労したのがコーヒー。tone cafeではセミオートのエスプレッソマシンを使っているので、経験がないと操作を覚えるだけでも時間がかかります。今までも業務の中でコーヒーを淹れることはありましたが、本格的なコーヒーに触れたのは初めて。特にラテアートは難しく・・・ハートを綺麗に描くことがなかなかできず、とても大変でした。そんなとき、ラテアートができる先輩スタッフのみなさんがアドバイスをしてくれて。店長のまめさんだけでなくお店全体でサポートしてくれたのがとても嬉しかったですね。
大変なこともありますが、エスプレッソの抽出やラテアート、ハンドドリップなど今まで経験したことのないことに挑戦し、新しくできることがどんどん増えていくのが楽しいです。
tone cafeはこれまで働いてきたお店のスタイルとは違うところが多く、日々悩みながら仕事に向き合っています。たとえば接客に関しても、「tone cafeのお客さまが求める接客はこれで合っているんだろうか?」と迷うことがあります。引っ込み思案な性格なので、これまで経験のある得意なキッチンの方に戻りがちになってしまったりして。「全部自分でやらなくちゃ!」と焦ることもよくあるので、そこは自分の課題だと思っています。
私は、お客さまからかけていただく「おいしかった」とか、「また食べにきます!」という言葉をとても大切にしています。人を喜ばせることができるんだ、この人のためになることができたんだ、人に喜んでもらえるものを作れているんだ、と実感できることが嬉しいですし、自分の中の糧になるから。自分のしたことで誰かに喜んでもらうことが、私の中の一番の喜びかもしれません。
お客さまに喜んでいただくために、おいしく作ることはもちろんですが、写真通りの綺麗な盛り付けをすることを徹底しています。パティシエ時代の経験もあり、「基本に忠実であること」を大切にしていて、写真と同じかそれ以上のものを提供するよう心がけています。また、見た目と味のバランスにも気を付けていますね。試作や調理の過程で、おいしいと思ったバランスを覚えて、再現します。まずは基本に忠実に、そこからアレンジを加えていくことが大事だと思います。
今後はラテアートの技術向上や新しいメニューの開発など、今していることの技術をより一層高めていきたいと思っています。
tone cafeを、もっとたくさんのお客さんで賑わっている場所にしたいです。お友達とお喋りするため、自己研鑽のため、ネイルの帰りにふらっと、わんちゃんをサロンへ預けてる間に・・・そんな風に、自由に過ごせる、自分たちの好きなことができる空間でありたい。
そのためには、人を引きつけるメニューがいくつかあった方がいいと思うんです。「これを食べるために来たい」と思えるようなメニューが。そんなメニューを、他のメンバーと知恵を出し合いながらこれから増やしていきたいです。
将来的には、両親と一緒にお店を経営したいです。お店を継ぐというよりは、私自身のお店を作りたいなと。和菓子店なので、和菓子と洋菓子を組み合わせたスイーツを開発したいですね。
でも正直なところ、どんな風にこれからのキャリアを積んでいくかは少し迷っています。私は自分で0から考えるよりも、誰かが考えたものを忠実に再現する方が向いているんじゃないかって思うこともあるんです。他のスタッフと比べて、「この人みたいになりたいな」と憧れの気持ちを持つこともよくあって。それでも、食事やスイーツを作り続けたいって思います。普段生活しているときも、この組み合わせいいなとか、次はあれを試してみようかな、とか、無意識に思い浮かんでしまうくらい、私は作ることが大好きなんだと思います。
だから、どんな形になるかは未知数だけれど、これからもお客さまに喜んでいただけるものを作り続けたい。この想いはずっと変わらないです。
真面目で穏やかで、いつも基本に忠実なおおちゃん。悩みながらも「お客さまに喜んでほしい」という気持ちは揺らぐことなく、日々の仕事に向き合います。訪れる人々に心地よい時間を届けるため、変わらぬ情熱を注いでいくでしょう。
「挑戦を恐れず、お客さまに感動を与えられる場所を作りたい」|tone cafe 店長まめちゃんのインタビューはこちら
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