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tone cafe|2024.11.22
tone cafeで提供しているコーヒーやエスプレッソのコーヒー豆は、千葉県内でスペシャルティコーヒー専門店「mochi cafe」を経営する長島勇さんにブレンド・焙煎していただいています。
今回は、tone cafeのスタッフが長島さんに直接お会いし、お話を伺ってきました。mochi cafeのことやサイフォンコーヒーの魅力、tone cafeにご提供いただいている豆のこだわりポイントなど、インタビュー形式でご紹介します!
tone cafeスタッフ 本日はお時間をいただきありがとうございます!早速ですが、長島さんがオーナーをされている「mochi cafe」について、どんなカフェなのか教えてください!
長島さん mochi cafeは「老若男女問わず楽しめる空間」をコンセプトに、お子さま向けのソフトドリンク系はもちろん、大人向けのサイフォンコーヒー、女性向けのアレンジ系コーヒーなど多岐にわたるメニューをキッチンカーで提供しています。当店のキッチンカーの前に、年齢を限定せずどんな方にも楽しんでもらえるような空間を作りたいと思っています。
tone cafeスタッフ いろいろなメニューがあると、たまたま通りかかった人の目にも留まりやすいですよね。「mochi cafe」という店名の由来を教えていただけますか?
長島さん 私のあだ名である「もちお」から「もち」を取ってmochi cafeという名前にしました。軽くて単純な名前ですが、昔から苦楽を共にしてきた思い出深いあだ名なんです。そんなあだ名とこれからも共に歩んでいきたいと思い、店名にしました。
tone cafeスタッフ 親しみやすく、印象に残るお名前ですね。では、mochi cafeさんならではの特徴、こだわりを教えてください!
長島さん サイフォンコーヒーを提供しているところかな。うちでは、熱々のサイフォンコーヒーも作りますし、サイフォン式で急冷したアイスコーヒーも販売しています。サイフォンを使用しているお店はそもそも少ないですが、キッチンカーでサイフォンをメインで取り扱っているところには出会ったことがないです。ご来店くださるお客さまの中には、サイフォンコーヒーを飲めると聞いて来ましたという方もいらっしゃいます。
ちなみに、当店ではサイフォンで緑茶や紅茶を作っています。サイフォンでお茶メニューが飲めるのも、キッチンカーでは珍しいと思いますね。
tone cafeスタッフ 確かに、サイフォンコーヒーは喫茶店でしか飲めないイメージがありました!サイフォンで淹れたお茶もとても気になります・・・たくさんあるメニューの中で、長島さんイチオシのメニューはありますか?
長島さん コーヒーがお好きであれば、まずはサイフォンコーヒーの魅力をぜひ知ってもらえればと思っています。コーヒーはリラックス効果があるので、日々の疲れやモヤモヤを、サイフォンコーヒーで癒してもらいたいですね。
tone cafeスタッフ こだわりのサイフォンコーヒー、ぜひお店で飲んでみたいです。では、長島さんにとってのサイフォンコーヒーの魅力を教えていただきたいです!
長島さん サイフォンは“香りを飲む器具”です。その香り高さとまろやかな味わいが何よりの魅力だと思います。
粉をドリッパーに入れて上からお湯で落とすドリップコーヒーの場合は、えぐみを粉に残して抽出しますが、サイフォンの場合はえぐみが出る前に抽出を終えるんです。抽出の最後には、コーヒー液が吸い込まれるように落ちてくるので、サイフォンの中にとどまっている酸味、甘さ、そして香りの成分をすべて引き抜いて落ちてきます。だから他の抽出方法に比べてマイルドな味わいになると言われています。
さらに、ポイントになるのがコーヒーを抽出しているときに出る「泡」です。サイフォンコーヒーの場合は泡がコーヒーの香りの成分なんです。その泡がサイフォンの圧力によってコーヒー液中に溶け込むので、飲んだときに香りが鼻腔内ではじけて、よりしっかりとした香りを感じることができるのです。
もちろん他の淹れ方にもよさがありますが、サイフォンコーヒーの豊かな香りとまろやかな味わいは他では出せないと思っています。
tone cafeスタッフ 長島さんはコーヒー豆の仕入れ、ブレンド、焙煎をご自身で行われていますが、長島さん流のブレンドの方法はありますか?
長島さん mochi cafeで提供しているコーヒーの豆は、どれも飲みやすい味のブレンドにすることを意識しています。たとえば、フルーティー系のブレンドであれば酸味を抑えつつベリー系の風味をとがらせてあげたりとか、ガツンと苦味を感じるようなブレンドであれば、渋みを抑えて苦味だけでなく甘さが引き立つようにしてあげたりとか、それぞれ特徴はありながらみんなが飲みやすくなるように調整していますね。
誰かが苦手だと感じるような癖のあるブレンドにしてしまうと、試しに買ってみようと思った方がたまたまお口に合わなかったときに離れていってしまいますし、どのコーヒーを飲んでもおいしいと思ってもらうのが一番だと思っているので。
コーヒーは嗜好品なのでもちろん好みはあると思うんですけど、その壁がなるべくなくなるようにブレンドしています。
tone cafeスタッフ ブレンドするとき、数あるお豆の中からどのように選んで味を調整しているのですか?
長島さん まず、作りたい風味や香りのイメージを固めて、それに合った特徴を持つ産地のお豆を核にして他の豆と組み合わせて、焙煎具合も含めて調整していきます。
たとえば、「オレンジの味を感じられるブレンド」であれば、オレンジの風味を持つ豆を選んで核にすることが多いです。ただ、場合によっては試作の段階で、オレンジと相性のいい豆を核にして、オレンジの風味を後味に持っていくこともありますね。
それぞれの産地のお豆にそれぞれの特徴があるので、それを把握した上で、「このお豆は酸味が出やすいからこっちのお豆でバランスを取ってつないでもらおう」という感じでイメージ通りの味にまとめています。
tone cafeスタッフ 長年のご経験から各産地のお豆のフレーバーを記憶しているからこそ、できることですね・・・!では、tone cafeのオリジナルブレンドの特徴について教えてください!
長島さん tone cafeさんのためにお作りしているのは、フルーツのような香りと甘さが特徴でベリーの香りを引き立たせることに最もこだわったブレンドです。
エスプレッソやラテで使われるということだったので、ミルクと合わせても負けないように作る必要がありました。初めはフルーティーさを重視して浅煎りで作ってみましたが、浅煎りは酸味がしっかり出るので、少し深めに作り直して中深煎りで香りが引き立つように仕上げています。
酸味よりもジューシー感のある甘さで、フルーツ系の香りがふわっと広がるとっておきのブレンドです。
tone cafeスタッフ mochi cafeさんのブレンド、とってもおいしくてスタッフもお気に入りですし、おかげさまでお客さまからもご好評をいただいています!
tone cafeスタッフ 本日はお時間をいただき、ありがとうございました。最後に、当店のお客さまや記事の読者さまに向けて、自宅でもできるコーヒーのおいしい淹れ方を教えていただきたいです!
長島さん サイフォンをお持ちの方は少ないと思うので、ドリップでの淹れ方についてお話ししますね。ドリップでコーヒーを淹れるときに、2杯分の粉に対して1杯分のお湯で落とします。そのとき、落としたお湯の半分くらいがコーヒーを抽出してカップに落ちた時点でドリッパーを外して落とすのをやめます。ドリップの場合、最後に出てくるコーヒー液は搾りかすなので、あえてそこまで落としきらず、おいしい部分だけを濃いめに落としてをお湯で割る方がおいしいんです。
それから、水出しコーヒーを作ってそれを温めるというのもありです!コーヒー粉をお茶パックに入れて密封して、濃い目の水出しコーヒーを作って、レンジで温めるだけなので簡単です。もちろん冷たいままで飲むのもおいしいです。
難しい方法でなくても、コーヒーはおいしく飲めます。みなさんに合った方法を見つけて、コーヒーを楽しんでくださいね!
tone cafeでは、長島さんにお作りいただいているオリジナルブレンドで、エスプレッソベースのドリンクやハンドドリップのコーヒーを提供しています。コーヒー豆も販売しておりますので、ぜひお求めくださいませ。
mochi cafeさんのHPはこちら
https://www.mochicafe.jp
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