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RADIO|2025.11.21
『tone village channnel』は“それぞれのらしさ溢れる日常を”をコンセプトにしている長野市の複合施設「tone village」からお届けするラジオ番組です。
カフェ、ドッグサロン、ネイルサロン、スクール、そしてデザイン会社アプリコットデザイン 。それぞれのアイデアが交差し、この場所で生まれる日々の出来事や、コンテンツの裏側をゆるっと語ります。
tone magazineでは、『tone village channnel』の内容を編集して文章のかたちでお届け。「読むラジオ」として、tone villageの世界をお楽しみください。
くう: こんにちは!この番組では、『それぞれのらしさ溢れる日常を』をコンセプトにした長野市の複合施設、「tone village」の日常や、そこで生まれるコンテンツの裏側をゆるっとお届けしていきます。今回のゲストはtone cafe店長のそうちゃんです。カフェのメニューについてや日々心がけていることなどをお聞きできればと思います。
なかむら &そう: お願いします!
くう: じゃあさっそくですが、まずはなかむらさんから。tone villageの中にカフェをオープンした経緯や想いをお聞かせください。
なかむら: tone villageという複合施設の中には、ドッグサロン、ネイルサロンとカフェとスクールが入っているんですけど、その中でカフェはすごく重要な位置付けになっています。
昔からずっと、カフェをやりたいっていう思いはあったのですが、自分の中で納得できていないところがあって。デザイン会社がカフェをやる意味みたいなところで矛盾を感じていたんです。
でも、ドッグサロン、ネイルサロンがあって、スクールがあって・・・となると、そこにくるお客さんのパイプ役というかつながり役みたいなものにカフェがなったらいいなと思ったのが発端にはあります。
ただ、おいしいコーヒーを出したらいいってことではないと思っていて・・・カフェに来ることで新しい発見があったりとか、気づきがあったりとか、日々忙しい中でカフェにくることで心と体がリセットできるような場所になったらいいなっていう思いでカフェは作りました。
くう: tone cafeのテーマというか、キーワードとして「遊び心」っていうのがあるなって思うんですけど、そうちゃんはお店を運営する中で心がけていることはありますか?
そう: 次は何の商品出すかっていうのは頭の中でいつも構想を練っていて、「初めての組み合わせ」や、新しい発見みたいなものが自分たちの中でもあるかどうかを大切にしています。そうすればお客さまも驚いてくださって、頼みたいと思うかなと思うので。面白い組み合わせだね、食べてみたいなあって思うような組み合わせを考えるようにしています。
たとえば・・・tone cafeの夏季定番商品「自家製コーヒーゼリー」にはバニラアイスの上に黒胡椒をかけていたり、今年の夏に限定で販売した「スイカブリュー」はスイカとコーヒーを合わせていたり・・・そういった面白い発見だったり、飲んでみたいなって思ってもらえたりするような商品を考えるようにしています。
くう: なかむらさんはコーヒーゼリー食べました?
なかむら: 食べましたよ〜!なんか、常識が変わる感じだよね。
そう: お客さまにもよく言われます(笑)。提供するときに必ず何が乗っているのかお伝えするようにしているんですけど、そのときに、「え〜!」ってリアクションしてくださる方も多いですね。
定番メニューの「バスクチーズケーキ」も中にローズマリーを練り込んで、ふわふわのパルミジャーノを混ぜたりしていて。ローズマリーを練り込んでいると生地に黒いつぶつぶが見えるので、これはローズマリーなんですと説明すると、すごく驚かれますね。
なかむら: お客さんもさ、まさかそんな手の込んだものが出てくると思ってないかもしれないよね。
くう: バスクチーズケーキはtone cafeの定番メニューですけど、五感で楽しめるメニューだなと思います。まず見た目。販売当初はシンプルな見た目だったんですけど、今のは蜂の巣の形をしたチュイルをのせて、はちみつを垂らして、見た目から楽しくなるような感じに改良を加えています。そして香り。チーズの香りとローズマリーの香りがすごくて、五感で味わえるな〜って思います。最近だと、期間限定のメニューを定期的に出しているかなと思うんですけど、そのあたりも遊び心を感じますよね。

▲発売当初のバスクチーズケーキ

▲現在のバスクチーズケーキ
なかむら: そうだね。新しい商品ができたら、それを撮影してポスターとかを作ったりするんだけど、次はどういう商品がくるのかなって毎回楽しみにしてます。
くう: 最近季節のメニューをどんどん出しているけど、その中で工夫してることや遊び心をどんな風に表現しているか教えてください。
そう: この前「無花果と黒烏龍レアチーズ」という商品を出させてもらったんですけど、このメニューを思いついたきっかけはもらった黒烏龍茶の焼き菓子でした。細かく刻まれた茶葉が中に練り込まれていて、ついパッケージの裏の内容表示を見てしまうくらいおいしかったんです。それで、レアチーズケーキにするかは決まっていなかったんですけど、黒烏龍茶を使おうって心の中で決めて、茶葉をすぐに発注しました。とにかく黒烏龍使うって心に決めてたというか、決めてから試作に取り組んだって感じでした。
何か使いたいってものがぱって出てくるときがあって、これは絶対使う、これに合わせて何を持ってくるかみたいな考え方で作ってます。
なかむら: なるほどね〜。一本軸があると、作りやすいのかな。
そう:そうですね。「これがいい」っていうものがあると逆に迷わなくて済むというか。それに合うものを考えるだけなので、一個使いたいものをまず決めて、そこに合わせていくみたいな。
なかむら: メニュー開発するときにさ、なんかコンセプトみたいなのは考えるの?
そう: 秋だったので、旬のものを使いたいと思っていました。だから、無花果です。でも無花果は仕入れが難しくて諦めかけていたんですけど、仕入れられることになったので、合わせてみることにしました。
なかむら: そうちゃんはもともとパティシエから今の仕事に就いているけど、ふだんから(食材とかレシピとか)いろいろ見ちゃうの?
そう: けっこう見ちゃいますね(笑)。この組み合わせすごいな〜って思うものはいつかやるために自分の中の引き出しの中にいるというか。この前友人とパン屋さんに行ったときに、ごぼうとチョコのパンが売ってて、「え〜何それ!」って思って食べたんですよ。その商品のポップにも、「騙されたと思って食べてみて」と書いてありました。それが、すっごくおいしくてごぼうとチョコもいいなって思ったので、引き出しにしまってあります。
なかむら: じゃあ来年のバレンタインには「ゴボチョコ」が出るかもしれないね(笑)。
そう: ゴボチョコ(笑)。それと、スーパー行ったりとかしても、この食材あれに使えそうだなーとかぐるぐる回ったりとかしちゃいます。
なかむら: へえ〜、なんか楽しそうだね!それは昔からそうなの?
そう: パティシエとして働きはじめてからはずっとですね。お皿とかも見ちゃいます。このお皿だったらこのスイーツのせたいとか・・・どうしても買い物行っても見ちゃうし、常に頭の中に入れておこう〜ってアンテナ張ってますね。
くう: これからも新しいメニューとか考えてるところかなと思うんですけど、これからやってみたいメニューとかこれからこういうことやりたいなっていうのは何かありますか?
そう: これでクリスマスシーズンに入るので、クリスマスに向けた商品をやろうと思って頭の中で描いているところです。クリスマスはビッグイベントなので、ハロウィンシーズンが終わったらすぐに取り掛からなければって思っています。
くう: 自分のために時間を過ごしたい人もいるし、誰かと家族やパートナーと出かけたい人もいるし・・・特別な時間を過ごしたい気分になりがちな季節だと思うので、クリスマス楽しみですね。
そう: それに、12月は年末でもあるので、1年頑張った自分にご褒美で来てくれる人もいるので、ダブルで賑わいますね。
くう: 2023年も2024年もクリスマスは「自分にご褒美」をコンセプトにしていて、1年間頑張った自分を労うイメージでメニューを作ってきたと思うんですけど、今年はどんな感じのメニューをイメージしていますか?
そう: ハロウィンのスイーツがかわいらしい感じだったので、クリスマスは大人っぽい感じでいこうっていう話をみんなでしています。シンプルなんだけど綺麗、みたいなイメージで。
なかむら: 何が出てくるんだろう〜!
そう: 去年はショートケーキのプレートでトッピングもかわいらしい感じにしていましたけど、今年は綺麗めで、「お姉さんがいただきます」みたいな感じのメニューを考えています。

▲2024年のクリスマス限定プレート
くう: 最後にカフェの一押しメニューを教えてもらいたいです!
そう: 一番人気の商品はクラシックプリンなんですけど、ランチのカレーもトーンカフェの一押しメニューだと思っています。リピーターさんもかなりいて、カレーが食べたくて来るって方もいらっしゃるので、ぜひみなさんに召し上がっていただきたいなと思っています。ランチに関しては新しいメニューも考えているところなので、またお知らせします。
くう: トーンカフェのカレーめちゃめちゃおいしいですよね。
なかむら: おいしいよね〜! 手が込んでいてあまりたくさん作れないから売り切れちゃうときもあるよね。ぜひ早めにきてもらえればと思います。
今日のtone village channelはいかがでしたか?tone villageでは、日々いろんな“らしさ”が集まって、新しいアイデアやちょっとした発見が生まれています。次回も、そんな日常のひとコマや、コンテンツの裏話をお届けしますので、ぜひお楽しみに。
それではまた、tone village channelでお会いしましょう!
語り手:なかむら・くう・そう
書き手:くう
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