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CORON FARM|2023.12.6
『農業の魅力を伝え、食が育む豊かな暮らしを支える。』
そんな想いから出発したアプリコットデザインのcoron farm design プロジェクト。
当記事では、5年前に長野県上高井郡高山村でぶどう・りんご農家として独立したみやま農園さんをご紹介します。
ぼくたちがみやま農場さんのホームページを制作させていただいてから1年半が経ちました。
ホームページ制作のご依頼時に抱えていたWEB集客の課題や、これからの課題を振り返りながら、農業への想いを語っていただきました。
5年前に独立してから、とにかく農園のことを県外の人に知ってもらいたいという思いがありました。
オンラインショッピングの機能を持たせたい気持ちももちろんありましたが準備が間に合わず、まずは農園の認知を集める目的でスタートさせたのが今のサイトです。
公開を皮切りに、ホームページやインスタグラムのDMからのお問い合わせ件数が増え、今年にいたっては20〜30件のお問い合わせをいただいております。その内容のほとんどが、「ホームページでぶどうを買えないんですか?」というもの。お電話でのご注文につなげるのですが、オンラインショップの機能があれば、お客様を待たせなくて済むのに・・・ともどかしくて。そこで、現在進行系で月山さん(アプリコットデザイン)に今日もオンラインショップ開設についてご相談をさせていただきました。
▼みやま農園さんのホームページ
https://miyama-farm.com
アプリコットデザインさんにホームページ制作のお声がけしたのは2年前。
普段からお世話になっていた別の制作会社さんに「おすすめの長野県のホームページ制作の会社」を伺ったところ、紹介されたのが制作実績が豊富なアプリコットデザインさんでした。
最初のご担当者さんが産休に入られるということで、プロジェクトの途中から農業好きの月山さんが出てきて。農業に対する思いの強さが人一倍で、これは必然なのかと(笑)
そんな月山さんを含めて、アプリコットデザインさんは「人と人をつなぐきっかけ」を与えてくれた存在です。
もともと人と話すことが好きで、イベントにもたくさん出店してきました。イベント会場で販売ブースに立ち寄られるお客様とお話すると、農家の視点で作物のお話ができるし、農園の想いもちゃんと伝わっていると感じます。
そんな方たちに渡す名刺やぶどうのパッケージには、ホームページのQRコードを載せていたり、インスタグラムのプロフィールにもホームページのリンクを載せています。
ご注文のほとんどがリピーターさんですが、お裾分けしたその先の方がホームページを辿り、新規でご注文をいただくケースも増えてきました。
ホームページのお陰で、農園とお客様とのつながり、農園と業者さんとのつながりが数多く生まれました。あとはその繋がりをどのように濃密なものにするか、どのようにプラスにするのかを考えています。
インタビュー中に、関東からりんごのご購入にお客様がお越しになられました。許可をいただき、その様子に密着させていただきました。
旬や保存方法について説明する荒井社長。
密が詰まったりんごを振る舞ってくださいました。とても甘く、口いっぱいに幸せが広がります。
農園で大切にしていることは、美味しいものを作ることは当たり前だけど、ここ高山村の地域ブランドをもっと広めたいと思っています。
高山村はぶどうやりんごを育てるのに恵まれた環境です。
ただ、果物の産地として以前に、そもそも高山村の認知度ってそこまで高くないと感じています。
高山村には美味しい果物のほかにも、魅力的な温泉や自然がたくさんある。去年、みやま農園が高山村観光協会に加盟したのは、そんな観光と農業を組み合わせて、高山村をもっとたくさんの人に知ってもらい、集客に結びつけたいという想いからでした。
イベント出店するときに着ているハッピ。高山村の位置を指し示しながらトークを盛り上げます。
この「ネクストクルーザー」はEV車で、高山村で普及させるプロジェクトを発足しました。
高齢化は当然高山村の果樹農家さんたちにも波及していて、重たい荷物の運搬は特に骨が折れる作業です。そこで、果樹の枝木をくぐりながら走行できる、車高が低いこの車両が一役買います。また、環境に配慮した100%電気自動車です。
とにかく話題性が大事だと思っていて。
オモシロイものや人がいれば、それは勝手に広がっていく。このネクストクルーザーも、先日Youtuberさんの動画で取り上げていただきました。農業の現場に限らず、高山村の観光地を巡るモービルとしても活用されたら嬉しいですね。
他にも、今年は資材メーカーを設立しました。
物価高、原油高の影響は農業界でも深刻な問題です。慣例の農業資材には流通のシステム自体にも課題があって。それらを解決すべく、資材の開発から手掛けます。
とはいえ、私たちの母体はあくまで農業。そのスタンスを崩さないようにしながら、まずは高山村の農家さんの手助けをして、農業を盛り上げたいと考えています。
果物を栽培していれば、規格外で値段が付きづらいものが出るのは仕方がないこと。知り合いに配ったり捨ててしまうことは簡単なことだけど、どうせなら未来ある子どもたちにあげたいと思っていて。今年は長野市の子ども食堂に60ケースの果物を提供しました。未来のある子どもたちが大きくなったとき、頭の片隅に「そういえばりんごをもらってたなぁ」と思い浮かべてもらって、農業に携わる人が増える糸口になれば良いなと思っています。
「待ってるだけじゃだめ」と語る荒井社長。農業と地域ブランドが直面する課題に多角的解決策で挑み続けるみやま農園さん。時代の流れを柔軟に受けとめ、次の一手を打つ姿に目が離せません。
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▼みやま農園さんのホームページ
https://miyama-farm.com
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