こんにちは、中村です。
この記事は音声でもお楽しみいただけます。
「今年こそ」と決めたことが、いつのまにか消えていた。そんな経験、きっと誰にでもあると思います。今日は、目標との付き合い方について、少しやわらかく書いてみます。
消えたのは、やる気じゃないのかもしれない
毎朝早く起きよう。少し体を動かそう。もっと自分の言葉を届けよう。決めた日は、ちゃんと本気だったはずなんです。それなのに、しばらくすると火が消えている。そして僕たちは「やっぱり自分は続かない人間だ」と、そっと自分を採点してしまう。
でも最近、その採点は少し早いんじゃないかと思うようになりました。消えたのはやる気ではなくて、その目標を燃やしていた「燃料の種類」だったんじゃないか、と。
借りものの火は、静かな時間に消える
続かなかった目標を思い返すと、そこには誰かの影がありました。すごいと思われたい。置いていかれたくない。みんながやっているから。そういう、外側の視線を燃料にした火です。
この火は、点いた瞬間はまぶしいほど明るい。焦りや見栄には、たしかに勢いがあります。でも、誰も見ていない朝や、くたびれて帰ってきた夜には、ふっと消えてしまう。自分の内側から生まれた火ではないから、静かな時間に耐えられないんですね。
続けられなかったのではなくて、その火が、はじめから自分のものではなかった。そう考えると、少し肩の力が抜けませんか。
「したい」より「好き」に近い場所へ
不思議なもので、同じ目標でも、言葉ひとつで続き方が変わります。
「早起きをする」ではなく「朝の、あの静かな時間が好きだから、その時間を持ちたい」。「発信する」ではなく「自分が大切にしていることを、必要としている誰かに届けたい」。前者は義務で、後者は願い。義務はいつか期限が切れるけれど、願いには期限がありません。
tone village で日々の暮らしや働き方に触れていると、長く続いている人ほど、目標を「好き」や「心地よさ」のすぐそばに置いているように感じます。頑張って続けているというより、続けたいから続いている。そういう静かな強さです。
ひとつだけ、問い直してみる
もし今、続かない目標を抱えているなら、そのうちのひとつに、こう聞いてみてください。「これは、誰の期待だろう」「わたしは本当は、何が嬉しいんだろう」。
答えが少し外向きだったとしても、責める必要はありません。ただ、その奥にある自分の願いのほうへ、言葉をそっと置き換えてあげる。それだけで、明日の一歩が、ふしぎと軽くなります。
目標が続かないのは、意思が弱いからではなく、火の置き場所が、少しだけ外にあっただけなのかもしれません。それを内側へ戻すのに、大きな決意はいりません。今日より明日が、ちょっと楽しみになる。その積み重ねが、暮らしを少しずつ豊かにしてくれる気がしています。



