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柳澤 崇さん

PEOPLE|2023.5.1

Flavor of flower 店主
柳澤 崇さん

アンティークな雰囲気の店内がおしゃれな長野市の花屋。
生花・ドライフラワーの販売やブーケ・アレンジメントの製作、
店内装飾やブライダル装花など幅広くお花を取り扱っている
「Flavor of flower」店主 柳澤 崇さんに、
お花屋さんとしてお店を構えた背景と想いを教えていただきました。

「スタイリスト」から「フローリスト」へ

学校卒業後は、東京で「洋服のスタイリスト」として働いていた柳澤さん。
ものづくりが好きなことから、美術品や小物、家具などのテーブルコーディネーターのアシスタントとして路線変更。
2年間、師匠の元で働いたのち、20歳の時に「テーブルコーディネーターのスタイリスト」として独立します。

独立してからは、激務でほとんど寝ずに仕事をする日々が続きました。
疲弊していく毎日、26歳の時に地元の長野に帰ることを決意します。

長野に帰ったものの、当時はスタイリングの仕事や好きな「ものづくり」に関連するお仕事が、ほとんどない状態。
スタイリスト時代、たまに「お花のカレンダー」の製作をしていたことがありました。
「花に関わる仕事であれば、長野でも仕事があるかもしれない」と思い、洋服からインテリアへ、インテリアからお花のスタイリストへ路線変更しようと思ったことが、花屋になろうと思ったきっかけでした。

「バラ」や「たんぽぽ」などの一般的な花しか分からない、お花屋さんの繁忙期である「母の日」の存在も知らない、という花業界の知識ゼロの状態から、長野のお花屋さんに就職。
花の知識を一から勉強したり、東京にいる花の先生の元へ通い、色々な花のアレンジの仕方、作り方を習いに行ったりして花の世界にのめり込んでいきました。

東京の先生に出会ったことも、お花屋さんを続けているきっかけの一つでした。

「花屋らしくない花屋」
Flavor of flowerをオープン

お花屋さんで働き数年後、35歳の時に独立。
「Flavor of flower」をオープンしました。

「花屋らしくない花屋」をコンセプトとしているお花屋さん。
花束や、アレンジメントの製作はもちろん、一般的なお花屋さんより、もう一歩踏み込んでお客様の要望を詳しく聞いたり、お客様に似合いそうなお花の提案をしたりすることを心がけています。

前職が、洋服やインテリアのスタイリストであった経験から、お客さんの雰囲気や持ち物を見て、この人にはこういうブーケが似合いそうだなと想像しながら作っていきます。
服のアレンジが、花のアレンジに変わった感じですね。
また、今のトレンドのお花や、お花の飾り方、お花を長持ちさせる管理の仕方なども一緒にご提案しています。

インテリアのスタイリストをしていた経験から、お家やお店のどこの場所に飾るか、飾る花瓶はどのくらいの大きさの花瓶か、などをヒヤリングして「こうやって飾ると可愛いよね。おしゃれだよね。」と、雰囲気に合わせたお花の提案をします。

「インテリアとして、絵や美術品を飾るのは高価な場合もあるけれど、お花は身近に一本あるだけでも、ちょっとしたインテリアの延長になるので、生活に溶け込んだお花を楽しんで欲しい」

お客様の目線になって、お客様の要望をしっかり受け止めつつも、柳澤さんの好きなスタイルを織り交ぜながら作った「一つの作品」とも言えるお花のアレンジをお客様が喜んでくれることが、お花屋さんを続けられている一番の原動力になっているそうです。

「仕事をしている中で一番好きな瞬間は、お客様と打ち合わせをいている時。
お客様の要望を聞いて、頭の中で自分の作りたいものを想像して提案した時に、自分のイメージと、お客様のイメージが重なった時が好き。それが形になった瞬間が楽しい。」と柳澤さんは言っています。

若い人にも花を飾ってほしい

「「普通の花屋っぽくない」が前提にあるから、トレンドを発信して、うちじゃないとできない花を届けていきたい。年配の人たちはお花を飾ってくれる人が多いけれど、若い人はあまりお花を買わないという統計が出ていて、若い人たちにも花を飾って欲しいという思いからインスタを始めました。少しずつ若い人が来てくれるようになっているので、若い人向けにドライフラワーなども選択肢の一つになればいいなと店内に飾っています。
トレンドを抑えつつ、長野の地方にあったお花の提供の仕方を日々考えています。」と語っていました。

インスタグラムはこちら▼
https://www.instagram.com/flavor_of_flower

「コロナ禍やアフターコロナで停滞してしまった、ウエディングも戻していきたい。また、店内装飾や店舗設計系の花の装飾は、普通の花屋ではあまりやっていないことなので、力を入れていきたい。」と今後も幅広く活動していく様子でした。

普段お花を買う習慣のない方も、気軽に一本からお花を購入することができます。
大切な人への贈り物にも、
あなたらしい、あの人らしい、
お花を「Flavor of flower」に相談してみてはいかがでしょうか?

また、tone callegeでは定期的に「Flavor of flower」さまを講師に招き、お花のワークショップを開催予定です。持ち物はございませんので、お気軽にご参加お待ちしております。
ワークショップ内容・ご予約はこちら▼

スモークツリーのリース制作

「Flavor of flower」の情報はこちら▼

住所:〒380-0934 長野県長野市中御所町4-4-4
TEL:026-405-5347
Mail:harebana6966@ngn.janis.or.jp
OPEN:9:00~18:00
定休日:日曜日(予約制)
WEB:http://flavor2125.com/
Instagram:https://www.instagram.com/flavor_of_flower/
(インタビュー・文:Yamazaki Anri

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