LINE MEMBER’S
tone village 公式 LINE「TONE MEMBER’S」 施設共通のポイントが貯まる他、最新情報をお届けいたします。
LINE ID:tonevillage
友だち追加TONE MAGAZINE
MAGAZINE|2024.3.19
tone villageを運営するアプリコットデザインでは、ブランディングのご支援をしながらクライアントさまが抱える課題を解決するためのホームページ制作を行っています。
今回はクライアントさまとともに、一連のブランディングプロジェクトを振り返っていきます。
お話を伺ったのは、株式会社モシーモのみなさま。
株式会社モシーモは、保育園事業、ぬいぐるみのメーカー事業をはじめ、DX事業、学習塾の運営、子育て相談サービスの運営などさまざまな事業を手掛けています。
東さん(保育事業部)
相原さん(もしもしのほし保育園 高円寺園 園長)
有松さん(新規事業開発部)
今回は、アプリコットデザインでブランディングをご支援した「もしもしのほし保育園」ホームページ制作のプロジェクトを中心に、それまで抱いていた課題や、プロジェクトを経て得られた成果についてお話しいただきました。
―弊社にご相談いただく前に御社が抱えていらっしゃった課題やお悩みについてお教えください。
有松:本社サイドが課題として考えていたのは、会社がどのようなビジョンで何をしたいかを社員や保育士のみなさんにうまく伝えられていなかったことです。また、求職者さんや園児さん募集にあたってホームページを通してアプローチしていきたいという背景もあり、制作をお願いすることにしました。
これまで使っていたホームページでも、保育園の内装にこだわっていることは魅力として伝えられていたのですが、それ以上のことは伝えられていなかったかなと思っています。
相原:私は施設長として会社と関わることが多いので会社の理念を認識しやすい立場なのですが、それを現場の先生たちにどう落とし込んでいけるかというのは、課題に感じていました。
また、働いているスタッフさん然り、保護者の方然り、保育園にはいいところがたくさんあるので、それをよりわかりやすく伝えるにはどうすればいいか・・・現場目線では悩んでいたところでした。
東:僕が特に気になっていたことのひとつが、世間の人がもしもしのほし保育園に抱いているイメージですね。「ぬいぐるみ屋さんがやっている保育園」というイメージからどう脱却するか。前のホームページのときは、面接や見学のお問い合わせでぬいぐるみメーカーがやっている保育園だっていうところに興味をもっていただくことが圧倒的に多かったんです。
本来保育園であったら保育園そのものに対してワクワクしてほしいんですけど、ぬいぐるみを作っている会社だからおもしろそうだっていう第一印象が強かったんですよね。それはそれできっかけとしてはいいんですけど、それ以上のことを伝えられていなくて。その頃は保育業界に入って1年目で、保育に対する理念を社内で深められていなくて、そこが会社として認識が甘かったし前のホームページで伝えられていない部分だったと思います。
―ブランディングワークショップの過程で印象に残っていることを教えてください。
有松:やっぱり一番は、担当の萩原さんが丹念に伴走して寄り添ってくれたことですかね。弊社の都合でちょっとバタバタとしてしまう時期があって、なかなかコミュニケーションがとれないタイミングがあったんです。そんな中でも萩原さんはうまく回して下さっていて。アプリコットさん、萩原さんじゃなかったらどうなっていたんだろう・・・って思っています。
テキストからデザインまで、こだわりがあるメンバーが多い中で、そこに対してもとても親切にお付き合いいただきましたし、みんなの納得のいくものがデザインにも落とし込まれましたね。
東:ワークショップもなかなかまとまらなくて、50歳で仕事引退したいとかいっている人とかいましたからね(笑)。
相原:よくお付き合いいただいて本当に(笑)。
有松:ワークショップで会社単位の指標決めを行ったことで、プロジェクトに関わる人が同じ方向を向いてくれる感じがしたのも印象に残っています。ブランディングを通しての目標設定の重要性を感じて、すごくいい経験でした。
相原:私が印象に残っているのは、最初にブランディングワークショップをしたときに、萩原さんがみんなの意見を吸い上げてくださったことです。みんなが発言できる機会があったのがすごくいいなと思いました。事業部が違うと、会社のこととか、深い話はそんなにしないんですよね。みんな忙しくって。
だけどワークショップで、この人ってこういう風に思ってるんだとか・・・会社のこともだし、会社にいる人たちのことも知れたっていうのが結構印象に残っていますね。あとは、事業部の一員が会社のストーリーや会社に対する想いを代表から直接聞けたというのも大きいと思います。
東:これまで代表の想いを聞く機会はなかったですけど、ワークショップを通して保育園を今後どうしていきたいかというのをお話しいただけたことで、参加したスタッフだけでなく園全体のスタッフに浸透していくきっかけになったのが一番のよかったところだと僕も思いますね。
有松:保育事業部のお二人は、ワークショップを通じてご自身や社内の方々について変化を感じたことはありますか。
相原:ワークショップがきっかけで、モシーモの人はみんなあったかいんだっていうことを再認識して。みんな個性がありながらも、 “人助けをしたい”とか、“困っている人がいたら助けたい”っていう想いは同じなんだなって。今まではその想いを感じ取るだけだったけれども、園長先生たちと向き合う中で、それをどうカタチにできるかなっていうもう一歩先のことを考えられるようになったんです。それが自分の中で変化を感じたことかもしれません。
東:ブランディングワークショップを初めてやって、そこからの気づきがホームページ以外にも生きていて。僕たちも保育事業部として、保育園の理念を保護者さんや職員に伝えていかなければ、とより強く思うようになりました。
特に今の時代はお子さまを保育園に預けるにしても、保護者の方には不安があると思うんです。だからこそよりいっそう、会社の想いだとか子供たちに対する教育理念を、職員たちに浸透させていくっていうのが重要だと思っていて。
それをカタチにしたのがホームページだからこそ、今は「迷ったらホームページを見て」って言える。本とか紙を使って理念を見返すことってなかなか難しいけど、ホームページを見て初心に戻ってもらうっていう新しい使い方もしていますね。
東:それから、僕個人の心境としてはハードルが上がったなって思います(笑)。新しいホームページには、素敵な言葉がいっぱい出てくるので。僕たちはそれを実行していく立場なんですよね。その重みを受け止めながら、糧にしながら、毎日頑張っています。
保育園として理念があって、どういう想いで保育をしているかっていうのをホームページでみんなが見られるようになったから。先生も保護者さんも、子どもたちも。その部分はしっかり担保して運営していかないといけないですよね。
―今回制作したウェブサイトのお気に入りポイントを教えてください。
東:僕はインタビューのところかな。今までなかったコンテンツなので新鮮さを感じましたし、先生になりたいと思っていらっしゃる方が、“もしもしのほし保育園の先生がどんな働き方をしているのかな”というのを見ることができるので。もっと早く作ればよかったと思うくらいですね(笑)。
相原:ホームページの写真がすごくお気に入りです。保護者さまと子どもと保育士が3人で並んでいる写真がいくつかあるんですけど、それがすごくらしいなっていうか、飾らない感じで。一般的なホームページの写真って、用意して撮影しました!という感じのお写真が多いと思っていたんですけど、今回は保護者さまとの会話のシーンとか、日常の一部をそのまま切り取っていただいていて。それから、オリジナルキャラクターの「ベアベアちゃん」が動いたり、星がきらきら瞬いたり、ホームページの動きで“ワクワク感”が伝わってくるところがお気に入りですね。
有松:保育園のホームページは、機能的な部分が気に入っています。リクルートページのブログへの導線を分かりやすくするなど、求職者さんがモシーモの魅力に気付きやすい作りにしていただいて。ホームページ以外の採用サービスだけではそういった機能がまかなえないので、すごくありがたいですね。
今回はモシーモ本社のコーポレートサイトも制作していただいたのですが、そちらのデザインや動きも気に入っています。それぞれのメンバーが“道をひらく”イメージを表現していただけたところが素敵だなって。
―ブランディング、ウェブサイト制作を行った結果、効果を感じたことなどあれば教えてください。
東:特に効果が実感できたのは、保護者さんや見学にいらっしゃる方、求職者さんと接するときですね。ホームページの中の「実際に働いている方の声」をとても細かく見られていて。皆さんとのやりとりの中で、見てもらっているんだなあと実感することが増えました。
特に保育の現場だと、本社よりも求人も面接数も多いのでなるべく「どんなところが気になりましたか」と聞くようにしています。そうすると、まずは写真が素敵だって言っていただくことが多いですね。先生たちの笑顔とか。
有松:それは僕もすごく思いましたね!
東:そうなんですよ。完成したホームページを見て、作られた笑顔じゃなくて自然の表情でいつもの保育の様子を映し出していただいているなあと思いました。文面と写真がすごくマッチしていますよね。雰囲気と文面とデザインを含めて、うちの園の雰囲気にすごく合っているページだなってとても思いますね。
相原:ワークショップの中で萩原さんと一緒にもしもしのほし保育園の強みを明確にしていって、私たちそれぞれの言葉を萩原さんが丁寧にまとめてくださったからこそポイントを押さえたホームページになったと思っていて。ここをアピールしたいし、こういう人に来てほしい!というところをホームページの中に凝縮できたので、園の見学の場で求職者の方や保護者のみなさんに伝えやすくなったのを実感しています。
有松:本社に新入社員が増えたとき、制作していただいたホームページをもとに資料を作って皆さんに行動指針をお伝えしたんです。代表がその場にいなくても、迷ったらここ(ホームページ)に戻るような形で活用させていただいていて、それってホームページがあってこそできた部分なので、大変助かりましたね。
―ブランディングを行ったことで改めて見えた、モシーモさんならではの強みや“モシーモらしさ”を教えてください。
有松:モシーモは、子育てや女性の社会進出について目を向けている会社です。今回のブランディングでそれが言語化できたというか。ジェンダーギャップなどの社会問題について「もしもこうだったら」とか「もしもこれがあったら」ということを考えて解決する会社なんだ!と胸を張って言えるようになりました。
それから、今はまだ開発段階ですが、“ワクワク”を起点に新しい技術などを導入する姿勢も、“モシーモらしさ”だと思いますね。私たち企画課は、チャットGPTやVRなど新しい技術やユニークなアイディアを導入して社会の問題に対する解決策を企画しています。保育の領域に関しては、AIなどの技術を活用して保護者さまのご相談を受けたり、保育支援をしたりできたらいいなと思っています。
相原:パーソナリティーを大事にしているところがモシーモの強みだと思います。さまざまな事業をしていますが、それぞれの部門でみんながパーソナリティーを大事にして仕事をしていると思うんです。私は保育事業に携わっているので、子どもたちや職員に対してもそれを大事にして関わるようにしていますし、大事にするよう伝えています。だからみんながここにいられているのかなって思います。
パーソナリティーを見てくれる会社であり続けることって意外と難しいと思うんです。だから私も、子供たちや保護者さん一人ひとりのパーソナリティーをより生かせるように日々取り組んでいるところです。
東:ずっとチャレンジし続けている会社なんです、モシーモって。社長のひとことで保育園始めちゃうような会社なので!これまでまったく関わったことがない新しいジャンルにも挑戦していて。
うちが立ち止まるってなかなかないんですよ。保育園も1年ごとに1園増えていって、その中で新しい事業が生まれたりとか、幅広くというか。それがモシーモなのかなって。これまで素敵な人たちに出会えて、一緒にお仕事してこれているということは、社長の人柄もあるのかもしれないですけど。これからもチャレンジ精神をもって進んでいきたいし、そういうところをアピールしていきたいと思います。
tone village 公式 LINE「TONE MEMBER’S」 施設共通のポイントが貯まる他、最新情報をお届けいたします。
LINE ID:tonevillage
友だち追加