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広報・運営インタビュー

MEMBER|2024.6.7

tone villageの1年を振り返る
広報・運営インタビュー

ブランディング・WEB制作会社であるアプリコットデザインの、新規事業として始まったtone village。
まったくのゼロからスタートした複合施設も、皆様のおかげで1周年を迎えることができました。

今回は立ち上げ当初から広報として運営として、奮闘しているふたりのスタッフにインタビューを実施。
もとはアプリコットデザインで別の職種についていたおふたりの、今のポジションにつくまでの経緯や、普段あまり表に出ない広報や運営の裏側やその苦労、そしてtone village愛を語ってもらいました。

横田奈菜(以下:はち)/写真右
元コーダー※の広報担当。
tone village立ち上げ時に採用担当になったことをきっかけに広報の道へ。好奇心と行動力で施設を支える縁の下の力持ち。「社内ストーカー」の異名を持つほど、一番の情報通。松本市在住。
※コーダー:ホームページのデザインを、Webに表示させ動作するようにコンピュータ言語を用いてコードを記述プログラムする職種。

小山未来(以下:くう)/写真左
ライター・tone village運営・cafeの顧問兼広報のマルチプレイヤー。
tone villageの運営母体であるアプリコットデザインのディレクターとして入社するも、自身の興味や特性に合わせて担当領域が変化。tone villageのキーパーソン。入社2年目。

tone villageと運営母体のアプリコットデザイン。二つの舞台で活躍するふたり

ーーまずはお二人のtone villageでの担当業務を教えてください

はち:
広報を担当しています。
tone villageのSNSやGoogleマイビジネスの運用、各店舗のLINE配信のサポート、プレスリリース配信やホームページの更新などです。
tone villageに興味を持ってくれている人がどこで情報を拾ってくるかわからないので、発信しているどの情報も最新で正しくあるように心がけています。

新メニューが始まるとか、営業時間が変わるとか、そうした告知の内容の編集やスケジュールも早めに組んでおきたいので、何か変化を察知したらどんどんコミュニケーションをとるようにしていますね。
情報を取りに行くのも広報の仕事なので、tone villageから離れた場所にいる分、社内の管理ツールはこまめにチェックするようにしています。

くう:
はちさんに連絡をもらうことで課題のリマインドにもなって、すごく助かっています!

私は主に運営メンバーとして、tone villageのイベントを企画~実行、各店舗のフォローをしています。
特に私はtone cafeの顧問でもあるので、新メニューのコンセプトを考えたりポスターやPOPなどの制作ディレクションをしたりSNSの投稿を担当したり、tone cafeに関わることが大きいです。

それから、もともとははちさんが全て担当していた広報についても、tone villageの営業が軌道に乗るにつれて発信することが増えてきたり、よりタイムリーな対応が必要になったりして、現地ならではの空気感が生きるものは私がやるようになりました。
たとえば、以前からtone villageホームページ内のWEBメディア「tone magazine」の記事執筆をしていたこともあり、メディア全体の企画・編集を担当しています。

ーーtone villageの運営母体であるアプリコットデザインでは、どんな業務をしていますか?

はち:
コーポレート広報をしています。企業活動や企業文化を認知してもらうため、プレスリリースを作成したり音声配信を行ったり、企業としての発信をいろいろとしています。
もともとはホームページ制作の最終工程であるコーディングを担当するコーダーだったのですが、tone villageの立ち上げ時に採用を担当したことをきっかけに、会社のことを発信する業務が増えてきて、気づくと広報になっていました。

ーー採用活動が広報にもつながっている?

はち:
採用をかけるときには、「なぜ、アプリコットデザインがtone villageをやるのか」をきちんと伝えたいと思っていました。
なんかおしゃれ、とか、楽しそう、とか上辺の魅力だけじゃなくて、その奥にあるコンセプトや真意を伝えないといけないなと。情報の出し方にはすごくこだわって、ただ募集要項を出すだけではなく、会社や代表の中村さんの想いを発信したり。
その時の人を採るという目的に向かって情報を整理して出す、という採用活動が、そのまま広報にも生きていると思います。

ーーくうちゃんのアプリコットの業務を教えてください。

くう:
私はライターをしています。
クライアントワークとして、キャッチコピーや広報誌の記事制作、リクルートサイトのオウンドメディアの執筆、それから事例紹介のためのインタビュー記事作成など、ディレクターからの依頼に応じて文章を書いています。

私ももともとはディレクターとしてアプリコットに入社したのですが、代表の中村さんにtone villageにかけた想いをインタビューし記事を書いたところ「うまく人の気持ちを引き出せるし言語化も上手だから、ライターもやってみなよ」と中村さんから言葉をもらって。そこから徐々に書くことが増えていきました。

何もかもが初めて。手探りで、悩みながら。

ーーtone villageではいくつかSNSを運用していますね。苦労はありましたか?

はち:
私はtone villageの公式LINEとインスタグラムを運用しています。
LINEはまったくの初めてで、最初は何が何やらわからない状況でした。それでも、何回か配信をするうちに慣れてきて、抵抗はなくなってきました。効果的に反応を得られる発信については、これからもっと研究したいですね。

インスタグラムは個人のアカウントを運用していて馴染みはあったのですが、企業やお店などの「公式」は初めて。でも、母体のアプリコットデザインはWEBの会社で、クライアント様の多くはSNSを利用されていてアドバイスを求められることも多いから、それに応えられるように挑戦したい思いはずっとありました。

個人アカウントとは違って私自身でも人でもない「tone village」が発信者になるので、施設として発信する内容や意見がフォロワーさんが求める施設の価値や情報とズレていないか、期待を裏切っていないかのすり合わせが難しくて常に考えています。
平日は毎日、休日もストーリーをあげるなど、できるだけ毎日動かし続けているので、ネタを考えるのも大変です。中にいると当たり前のことでも、客観的に見ると価値のある情報だったりもするので、常に新鮮な目で施設を見て、価値ある情報に変換して発信するようにしています。

くう:
私はtone cafeのインスタグラム担当をしていますが、個人のアカウントでもそんなに投稿をしてこなかったので、ほとんど初心者の状態から始めました。もともとはカフェスタッフが担当していたのですが、もっと踏み込んだ運用をして、tone cafeの認知を広めたい!と思って手を挙げたんです。

お客様との接点を増やすためにも毎日投稿しているのですが、最初の頃は本当に時間が掛かって大変でした。撮影して、加工して、投稿文を考えて・・・他の業務もあるのに時間がどんどん取られてしまって。
それでも、インスタグラムを見てお客様が来てくださったり、フォロワーが増えてきたり、写真や投稿を誉めてもらったり、うれしいこともたくさんあります。

最近では、反応が良かった投稿を分析して次に生かしたり、商品の売れ行きから投稿を企画したり、苦手だった数字を意識した運用もできるようにもなりました。

ーー挑戦することで、それぞれ発見や成長があったんですね。
  広報・運営をする中で、どんな苦労がありましたか?

くう:
オープン前から運営としてもカフェスタッフとしても関わってきたので、現場と運営の板挟みになることが多くて、その時はどちらの意見もわかる分苦しかったですね。
今でもそうしたことはあるので、どうすれば双方納得できるか、話をよく聞いて、互いの意見をやわらかく翻訳して、伝えるように気を付けています。

はち:
私はtone villageのコンセプト「らしさあふれる日常を」を、より多くの人に伝えるためにはどう表現したらいいのか、ずいぶんと模索しました。
ストレートに使うだけではさらっと流されて届かない人にも、自分ごととして捉えてもらえるように、言葉を重ねて翻訳をして。自分らしく生きることを応援したい、という想いが伝わるような発信を心がけました。

くう:
人生のあり方を考える30歳前後の女性が主なターゲットなので、中村さんから「広報として、自分らしく働いている姿を体現してほしい」と言われたこともありましたよね。

はち:
ありましたね!でもその「自分らしく」というのも、それを発信するというのも、なかなか難しくて。
くうちゃんは年齢的にもターゲットに近くて、共感しやすい面もあったんじゃないですか?

くう:
そうですね、ライター・運営・広報と肩書きがいろいろあって、どれも手放さなくていいのか、どれか極めた方がいいのか、自分らしくあるにはどうすべきか、楽しい反面すごく悩みながらやっています。まさにtone villageのターゲットと一緒に歩んでいるかもしれませんね。

それぞれの個性が生きるtone village

ーー広報の視点から、各店舗の魅力を教えてください。

はち:
まずtone cafeは、とにかくどれもがおいしい。素材選びからこだわって丁寧に作られているのがわかる、じっくり味わいたいものばかりです。広報としても自信を持って、おいしい!と発信ができます。

くう:
わかります。公式として、言葉を尽くしてメニューの説明をするけれど、そんなことよりも「本当においしいから、とにかく食べて!」とシンプルに伝えたくなりますね(笑)
それから、スタッフの接客がちょうど良くて。親しみやすいけど距離を詰めすぎない居心地の良さがあるなと思います。

接客というと、blanchefleのネイリストのお二人も、技術はもちろん聞き上手でお話上手。お客様にインタビューをする機会があったのですが、その方も担当のみーさん(清水店長)が話しやすくて大好きだとおっしゃっていたのが印象的でした。
ネイルって、一対一で長時間過ごすから心地良くお話しできる関係づくりって、とても大切だなと思います。

はち:
私はネイルはしないけれど、blanchefleのホームページやインスタグラムでネイルデザインを見るのは大好きで。blanchefleというと、お仕事向けのシンプルなデザインが多いイメージがあると思うのですが、推しネイル(好きなキャラクターやアイドルなどを思い切り表現するデザイン)や3Dアートなどの個性的なデザインもあって、どんなデザインでもこなせる技術力はほんとうにすごいです。


ブランシュールでネイルをしたsora to kazeの店長なるちゃんの指先と看板犬のビビ

sora to kazeは、ペット業界の抱える問題を少しでも変えていきたいという思いのあるドッグサロンで、スタッフの意識もとても高いですよね。外部の方とつながってワークショップやイベントを開催したり、巻き込む力がある。

くう:
「わんちゃんファースト」というコンセプトにすごくこだわりと信念を持っていて、リピートされるお客様もそこに共感してくれているんだと思います。
店長のなるちゃんの巻き込む力は本当に強くて、以前本人にインタビューをしたときに「やりたいと思っていると自然と機会が舞い込んでくる」と言っていたのをとても覚えています。

tone villageに関わる中で得たこととは

ーー広報や運営をしていてうれしかったことはどんなことですか?

はち:
私は松本に住んでいてお客様の反応を近くで見ることは難しいですが、SNSを通じてユーザーさまにポジティブな反応をいただくなど、コミュニケーションをとれるのは嬉しいですね。それからデータを見てお客さまが増えたり、何度も来てくださる方がいることがわかったり、広報的に言うと、企業とステークホルダーとの関係性づくりができているというか。

広報になって、それまでやったことのないさまざまなことを経験しながら身につけられているなと思います。
そのおかげか、広報として常に中立な立場で物事の判断ができるようになり、その判断材料をもとにして何をするべきなのかを提案できるようになりました。世の中の情報や流れにも敏感になって必要な発信ができるようになってきたかなとも思います。

くう:
私はやっぱりtone cafeに顧問として関わっているので、お客様の反応があったり売上が伸びたりするのがうれしいです。
もちろん、美味しいメニューを開発して素敵なサービスを提供しているお店であることが大前提なのですが、お客様目線で意見したりインスタグラムで発信をしたり、貢献できているかな、と。特に人気のあるプリンは、コンセプトを練り直したり発信を強化したり、看板商品にすべく仕掛けていったので、結果がついてきてうれしかったです。

それから、tone collegeでワークショップを開催した講師の方のインタビュー記事を執筆して、その記事をきっかけで新しいお仕事につながったとご連絡をいただいたことがあって。お礼を言われたときも、とてもうれしかったですね。

ーーこれから挑戦してみたいことを教えてください

はち: tone villageはまだまだ可能性を秘めている場所だと思うので、長野県の中でもっと多くの方と関わりをもって、もっと開かれた場所になっていけるように何か企画していきたいです。
sora to kazeのように、同じ志を持った人や企業とつながって、協業することができたら面白いなと思います。

くう:
せっかくのtone villageというプラットフォームを、もっと活用したいですよね。
外と関わって、外の人に興味を持ってもらうきっかけを作りたい。施設全体のイベントか何かしても面白そうです。今回のオープン1周年に伴う一連の取り組みはその一歩ですね。

ーー個人としてはどうでしょうか?

はち: 広報として、一人ひとりにとってのアプリコットの企業価値(心証)をもっと高めていけるように、ブランディング・マーケティングの視点をもっと学びたいなと思います。そうしたことを取り入れたうえで、より価値のある広報活動をしていきたいです。

くう:
tone cafeに限らず、施設全体の魅力をもっと伝えていきたいと思っています。
そのためにも、担当しているtone magazineをもっと盛り上げたいし、tone villageのタブロイドも発行していきたい。ウェブからも、店頭でもtone villageに関わることを発信して、tone villageという存在に興味を持ってもらえたらいいなと思います。

※この記事は2024年5月のインタビュー時のものです。

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