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sora to kaze 店長 なるちゃん

MEMBER|2023.7.3

【スタッフインタビュー】
sora to kaze 店長 なるちゃん

それぞれの色を持つスタッフたちが日々仕事と向き合っているtone village。スタッフインタビューでは、tone villageを彩る人たちの“想い”をお届けします。
今回のゲストは、sora to kazeの店長なるちゃん。sora to kazeに出会うまでの道のりのこと、仕事のこと、これからのことを話してもらいました。

生き物に寄り添った仕事がしたい

物心ついたころから家にはいつも生き物。そんな環境で育ってきたなるちゃんは、動物と関われるお仕事がしたいと思っていました。小学生のころ、ペットショップでトリマーさんが働く姿を見たのがきっかけで、トリマーを志します。高校を卒業後、迷うことなく動物専門学校へ。いずれは自分のお店を持ちたいと意気込み、実習先のトリミングサロンが紹介してくれたサロンではたらき始めました。そこでトリミングサロンの実情を知ることになります。

「その当時は売り上げを確保するために頭数をこなさないといけなくて。預けていただいたわんちゃんを綺麗にしてお帰しする流れを繰り返していただけでした。」

トリミングサロンのわんちゃんの扱いに疑問を感じたなるちゃんは、一度トリマーのお仕事から離れることに。小さいころからトラックに乗るのが好きだったため、トラックドライバーのお仕事を始めました。

2年ほど働いたのち、専門学校時代の友人に誘われてトリミングサロンのヘルプに入ることに。そのまま就職が決まり、トリマーとしてのお仕事を再開します。

サロンで働いていると、ほかのサロンさんの話を小耳に挟むことも少なくないそう。あのサロンさんはわんちゃんの扱いがよくない。わんちゃんが嫌がるトリミングをしている。そんな話を何度も聞いているうちに、なるちゃんはペット業界に対する危機感を覚えるようになります。

「トリミングして喜んでくれるわんちゃんって少ないんです。それって、扱う人の問題なんじゃないかって気づいたんですよね。それで、自分のお店を開きたい、という気持ちがいっそう強くなりました。もっとわんちゃんに寄り添ったサロンを作ろうって。」

なるちゃんは地元を出て、ご縁のあった長野でトリミングサロンの開業を決意します。

とはいえこれまで暮らしたことのない長野という地でトリミングサロンを開くのは、集客力がないと難しいだろう。そう考えたなるちゃんは、まずはどこかのサロンに勤めることにします。そこで出会ったのが、デザイン会社がつくるトリミングサロンの求人。

「アプリコットデザインのWEBサイトを見に行って、トリミングサロンのビジョンを読みました。そこには、私がこれまで働いていて感じてきたことがそのまま書かれていて。運命なんじゃないかって思ったんです!」

わんちゃんの「穏やかな時間」のために

sora to kazeの特徴は、はじめましてから施術完了までの流れが丁寧なところ。初回から施術を行わず、来ていただいたお客さまとわんちゃんにまずはカウンセリングを行います。自己紹介、カルテ記入、お店の概要説明・・・それから、わんちゃんを20分間お預かりします。わんちゃんと親睦を深めつつ、どれくらいの変化に適応できるのかを確認。それをもとに、わんちゃんそれぞれに合わせたプランと通えるペースのすり合わせをします。

「わんちゃんって、人間と同じで本当にいろんな子がいるんです。同じ性格の子っていなくて。だからそれぞれのわんちゃんときちんと向き合って、お客さまと相談しながらプランを決めています。」

たとえばお客さまと離れることが不安で暴れてしまうわんちゃんの場合は、お預かりの練習から始めたり、1時間でできる範囲の施術をするニュアンスグルーミングをおすすめしたり。何よりわんちゃんの気持ちが大切だから、駆け足での施術はしないように心がけているのだとか。

わんちゃんと打ち解けるために大切にしていることは、目線を合わせること。そしてどんなときも平常心でいること。わんちゃんにも気分があるけれど、どんな気分でも「同じ心」で接することで、わんちゃんの穏やかな時間を作っています。

心おどる日々の先に見据えるものは

店長として、sora to kazeのオープン準備に取り組んだなるちゃん。オープンまでにやるべきことが山積みで大変だったといいます。一方で、そんな大変な日々が楽しかったのだとか。

「ずっと自分のお店を開きたかったから。夢だったことが現実になっていくのがうれしくて・・・これからいろんなわんちゃんを整えてあげられるんだ!と思うと毎日とてもワクワクします。」

店長という立場になって、これまで以上に「こんなことも勉強したい」と向上心が強くなったというなるちゃん。5月からは頼れる2人のスタッフを迎え、sora to kazeで過ごす時間をお客さまとわんちゃんの日常の一部にしていきたい、とよりいっそう奮闘しています。

「わんちゃんとお客さまの気持ちを大切にしたい。心と身体の健康を第一に考えられるサロンでありたい。今のチームがすごくいいチームだから、きっと大きな流れを作れると思うんです。sora to kazeからペット業界の流れが変わっていってくれたらいいなって思っています。」

(記事:tone villageメディア編集部 くう)

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