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TONE JOB|2024.8.8

TONE JOB|vol.8 のぶさん(ディレクター)

「好き」と向き合い楽しむこと、新たな「好き」と出会うこと、時間を「好き」に使うこと、「好き」を仕事にすること・・・ その人が願う「好き」にまつわるあれこれを叶えて、その人らしく輝く人生を応援したい。

そんな思いからつくられた『tone village』。

TONE JOBシリーズでは「好き」と向き合い生きていくための多種多様な働き方を、さまざまな職種の方へのインタビューを通してご紹介いたします。

第8回のゲストは、アプリコットデザインでWebを中心に制作ディレクションを担当するのぶさん。

まったくの異業種からディレクターになったのぶさんの現在の仕事に出会うまでの経緯や仕事に対する思いをお話していただきました。

20代前半で学んだ“仕事は自分で作る”ということ

僕は今アプリコットデザインでWebディレクターとして働いていますが、アプリコットデザインが5社目になります。新卒で入社した企業を経て、父が不動産関係の事業をしていたためその跡を継ぎたいと思い、2社目は勉強も兼ねて不動産関係の会社に勤めました。

新卒で入社した会社は、仕事は誰かから与えられるものであり、目の前に仕事があるのが当たり前の環境。しかし、不動産の仕事は、自分で営業をして仕事を取ってくる必要があり、そこで初めて、“仕事は自分で作るもの”だということを学びました。

その後、父が不動産の事業をたたんだことをきっかけに僕も転職を考え、インフラ系企業の営業職、農業法人の営業職をそれぞれ経験しました。

アプリコットデザインの前職である農業法人は、りんごの生産から販売までを一貫しておこなっていました。モール型ECや産直系ECに商品を出品したり、加工会社に営業をしてりんごの製品に使用してもらったり。

長野県という土地柄、競合も多いため、商談の際には「りんごを早く欲しいのか?」「たくさん仕入れたいのか?」「いろんな品種が欲しいのか?」など、相手のニーズをいち早く正確に察知し提案するスキルが求められました。このときに経験したことが今の仕事にも大いに役立っています。

未経験だったディレクターという仕事への挑戦

農業法人では、新商品の開発時にクラウドファンディングを実施しました。この出来事がアプリコットデザインとの出会いであり、ブランディングの考え方に初めて触れた機会となりました。

クラウドファンディングは、叶えたい目標やビジョン、価値に共感してもらい、「このプロジェクトを応援したい!」と思ってもらうことが支援に繋がります。そのため、自分たちが消費者に提供できる価値を考えたり、自分たちを最も評価してくれる人物像を特定したりするなど、ブランディング的な思考が必要になってきます。

このとき、相談に乗ってくれたのが、すでにアプリコットデザインで働いていたブランディングディレクターのはぎーでした。実は、はぎーは中学生時代からの十数年来の友人でもあります。

最終的には、クラウドファンディングは目標達成率1,000%以上を記録。僕自身も大きな達成感を得ることができ、“価格”でしか勝負できないと思っていた自分の価値観が大きく変わる出来事にもなりました。

そして、ブランディングの凄さを肌で感じた僕は「アプリコットデザインで働きたいです!」と直談判し、これまで未経験だったディレクターとして入社することになりました。

間に立つ存在だからコミュニケーションとチームワークを大切に

僕が担当しているディレクターの仕事は、Web制作に関わるディレクション、顧客折衝、Webサイトの運用サポートなど、多岐にわたります。

ディレクターは、お客さんと制作をおこなうクリエイターの間に立つ存在です。そのため、“コミュニケーションとチームワーク”を大切にしています。

スタッフの大半がリモートワークで働いているので、オフラインの職場のように気軽に声をかけて雑談するというのが難しく、日々のコミュニケーションが少しだけ特別なものになっていると感じています。

そのため、オンラインであってもコミュニケーションをとることが少しでも当たり前のことになるよう、ZOOMミーティング前にプライベートの話をする雑談を入れるなど工夫をしています。

これは、良い議論をするための前準備でもあります。日常的なコミュニケーションがゼロの状態から良い議論をすることは難しい。良い議論には、ある程度の信頼関係が必要だと思うので、何気ない対話も大事にしたいと考えています。

僕自身、一人でなんでもできれば良いのですが、そうではないので。良いものを作るためには他の人の力を借りなければいけません。だからこそ協力してほしいし、何か困ったことがあれば力になりたいと思い行動しています。

クライアントの本質的な課題解決のために

クライアントワークでは、僕はクライアント企業とアプリコットデザインの企業間の“初めましての場”に立ち会うことが多いです。アプリコットデザインは中小企業のお客さんが多いので、初回打ち合わせにクライアント企業の社長が出席されることも珍しくありません。

そういった場で、いきなり「御社の課題は何ですか?」と質問しても、お互いのことが分かっていない状態では本質的な話ができませんし、クライアント企業の社長は担当者の人柄や企業の姿勢を見ていらっしゃることも多いです。

そのため、早い段階で信頼感を持っていただけるように積極的に自己開示をしたり、求められていることや解決したい問題を会話の中からキャッチアップしたりして、本音を引き出せるよう心がけています。

課題解決のために、お客さんが求める理想形やゴールと現状のギャップを見比べ、その間にある課題を特定することにも力を入れています。
お客さんの「こうしてください!」という要望をそのまま鵜呑みにするのではなく、理想と現状の間にある、お客さんが見えていない課題を特定することが本質的な課題解決に繋がると考えています。

“目の前にいる人の力になりたい”という原動力

アプリコットデザインに入社したての頃は、今よりもWebやデザインの知識が乏しく、苦労しましたし周りの方々に迷惑もかけました。ただ、大変な時期を乗り越えられたのは、一番にお客さんの存在があったからです。

目の前に困っている人がいたら、微力だったとしても力になりたい。
“お客さんが悩んでいることを解決してあげたい”、“なんとか期待に応えたい”という思いは今でも変わらない僕の原動力です。

それに、お客さんが「この会社なら良いかも」と思って問い合わせしてくれているのに、僕がここで頑張らなければお客さんの時間が無駄になってしまう。
シンプルに頼ってくれているからこそ、期待に応えたいという気持ちだけですね。

今後は、Webディレクターとしての専門性をさらに深めながら、ビジネス戦略やマーケティングの知識も強化し、総合的なプロジェクトリーダーとして成長していきたいです。

もっと経験を積むことはもちろん、Webディレクターとしての深さを追求したい。もっとスムーズに円滑にプロジェクトが進むのは当たり前で、お客さんの課題を解決するために、Webマーケティングスキルも身につけたいと考えています。

仕事や多くの人との関わりを通じ、人生が好転

これまでのキャリアを振り返ると、“いろんなことをやりすぎた”とも思いますが、その分たくさんの経験をすることができました。僕自身、自分が経験して感じたことしか、人に意見として伝えることができないと考えているので、そういった意味でもこれまでの経験は無駄ではなかったと感じています。

また、仕事を通じて人と繋がることで、自分の価値観も変わりました。

プライベートでは自分と似た価値観の人と知り合う機会が多いですが、仕事では普段知り合う機会が少ない方ともお話をすることが多いですよね。その人ならではの考え方や価値観に触れることで、自分の価値観にないものを理解しようとしたり、知らない世界を見てみようと行動することで、少しずつ自分にも変化が訪れました。
何か一つの出来事がきっかけではなく、これまでの全ての仕事を通して多くの人と関わることで、人生が好転したと感じています。

アプリコットデザインで働いてからも、多くのお客さんに育ててもらいました。
これからも仕事や人との出会いを通して成長し、誰かの役に立てたらと思います。

(記事:アプリコットデザイン広報 はち)

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