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TONE JOB|2023.11.22

TONE JOB|vol.7 ゆかさん(経理)

「好き」と向き合い楽しむこと、新たな「好き」と出会うこと、時間を「好き」に使うこと、「好き」を仕事にすること・・・ その人が願う「好き」にまつわるあれこれを叶えて、その人らしく輝く人生を応援したい。

そんな思いからつくられた『tone village』。

TONE JOBシリーズでは「好き」と向き合い生きていくための多種多様な働き方を、さまざまな職種の方へのインタビューを通してご紹介いたします。

第7回のゲストは、アプリコットデザインで経理を中心に総務人事と事務全般を担当し、さらにライターとして制作に携わるゆかさん。

今回はゆかさんに今の仕事につくまでの経緯や、はたらく上で大切にされていることをお話していただきます。

結婚を機に長野県へUターン

私は株式会社アプリコットデザイン(以下、アプリコット)で経理を中心に総務人事などの事務全般を担当しています。
また、これはアプリコットならではの業務かもしれませんが、自社・クライアント問わずホームページのライティング、各HPの軽微な修正作業にも関わっています。

経理の仕事をはじめる前は、新卒から7年ほどアパレル系の総合通販企業に勤め、商品企画・MDを担当していました。浜松で2年間、東京で5年間暮らしました。

当時は紙媒体のカタログの誌面を毎月8ページほど担当していて、掲載商品を生産するための企画立案から打ち合わせ、生産管理、製品売るための誌面のレイアウトや文言を決めるなどアパレル製品にまつわるあらゆることを経験しました。
仕事で関わる方も、社内スタッフ、取引先のアパレルや商社の方、カタログ制作会社と様々でした。関わる方が多かったからこそ、相手の立場に立って物事を考えることや柔軟性が身についたのかもしれません。

その後は、結婚を機に長野県へUターンしました。
商品企画・MDといった仕事はなかなかなかったため、ほかにできる仕事を探して経理の仕事を始めることにしました。
MDの仕事をしていた際、商品を売るための誌面レイアウトやキャッチコピーなど、魅せ方の重要性を肌で感じていたことと、元々デザインが好きだったこともあり、興味がある分野で経理の仕事に携われたらと思っていたところアプリコットとご縁があり入社しました。

経理を中心に総務人事など事務全般を担う

経理業務は会社のお金の流れを見える化したり、お金にまつわる情報を整理整頓する仕事。クライアントへの請求の管理や細かいところでいくと小口の管理など様々です。数字を扱うからこそ細かいところをきちんとしなければと思います。

経理のほかにも総務・人事など事務方全般を担っていますが、ぞれぞれ別の能力が必要だと感じています。経理は数字を細かく厳密に見ていく能力、総務は社内外への細やかな気配り、人事はコミュニケーション能力や人を見る力、お互いの価値観がフィットする方と出会うための広報活動などです。

事務方全般と言うととても幅広いですが、私の中では“会社のバッグヤード”という役割の中にそれぞれの業務があるイメージで、仕事をわりとフラットに見ているところがあるかもしれません。たとえば、新しく人が入るときには本人へのご案内や社内整備、会計事務所さんや社労士さんに繋げて各種手続きを行ったり。結局のところ全部が繋がっているんですよね。

会社として信頼してもらえるように

事務方の仕事は時に会社の窓口となることも多いので、会社として信頼してもらえるような対応も心掛けています。例えば、契約書ひとつとっても書式が整っていないと会社としての信頼度が損なわれてしまうこともあるかもしれません。だからメールで使う言葉一つにも気を配ります。

最近は、社内の決まりごともちゃんと整備していかなければいけないと感じています。アプリコットには6年間所属していますが、この5年でスタッフが3倍くらいになったんです。入社当時は10人ほどでした。会社の成長に伴って管理も複雑化するし、社員が十数人の時はそれぞれがお互いのためにという関係性でバランスが取れていた部分もあったと思います。ただ人が増えるとそうもいかなくなるので、今後はルールづくりも大事にしていきたいです。

答えがあるものの方が好き

入社してからさまざまな経験をしましたが、珍しいものではアプリコットデザインの社名やロゴ、理念の「シアワセをデザインする」を商標として申請登録したことがあります。商標は仕組みがとても独特なのでまずは理解をするところからでした。こうした経験はなかなかないので、その時はできた!という達成感がありました。

もともと数学が好きな方だったからか、答えがあるものの方が好きなんだと思います。
数字を処理していくとだんだんと綺麗になっていくのが嬉しいですし、整理整頓も好きです。どちらかというと答えを出したがりなのかもしれないです。

自分ができることを探してはじめたライティング

入社当時、事務方が1人で売上げを出せないことがコンプレックスでした。
コストになってはいけないと経理の空いている時間で私ができることを探したところ、制作はできないけど文章なら書けるかもしれないとライティングに携わることになりました。

ライティングをするときの原稿はディレクターさんとクライアントさんのMTG内容であったり、お客様が書いてくださった文章をいただくことが多いですが、言葉の奥にある言いたいことや伝えたいことを掴む意識を大事にしています。

思っていることを言葉にするのってすごく難しいじゃないですか。私もすごく苦手だから、言ったことや書いてあることが全部じゃないなって思うんです。汲みとるというか想像になるのですが、出てきた言葉とにらめっこしながらそこにまつわる想いを掬い上げたいと思っています。

実は書くことが苦手

ライティングのお仕事をさせていただいているものの、書き上げるまでにはすごく時間かかってしまって・・・実はむしろ苦手な方かもしれません。だから「得意なこと」にしていきたいと思っています。

それに、私が書いた文章はどれもテイストが似てきてしまうように思うんです。やわらかい言葉が特徴的というか・・・それはきっと、自分が怖がりで強い言葉をあまり使い慣れていないことも影響していて。デザイナーさんにも得意な分野や個性があるように、ライティングにも人の個性や考え方が現れると思うので。

これからはもっと、言葉や表現の幅を広げていきたいです。

私はインタビューやエッセイなど人の個性を出すようなジャンルのライティングには少し苦手意識がありますが、コンセプト文を書くのは得意な方だと思っています。

コンセプト文やキャッチコピーを考えるときは、とにかく言葉をたくさん書き散らかしていきます(笑)

キーワードをたくさん出して、そこから連想される言葉をまた出して、ちょっと言い方を変えてみたり膨らませてみたり、いろいろ試します。言葉も文章も少しずつ見方を変えながらたくさん書き出すことで、イメージがどんどん広がっていくんです。

お金周りのことにもっと詳しく

今後はお金周りのことにももっと詳しくなりたいです。
経理上の処理や決算など難しいところは会計事務所に頼っているので、ある程度は自分の知識で賄えるようになりたいですし、誰かのためになれるくらいには個人レベルでの資産形成や家計管理の知識も培っていきたいです。

ファイナンシャルプランナーの資格を持っているのですが、これは経理をやっていなくても実生活にすごく役に立つので皆さんにもおすすめしたい資格です。

将来どうなるかわからない世の中、自分のできることとやりたいことを更新しながら柔軟に働いていきたいと思います。

(記事:tone village メディア編集部 はち)

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