TONE MAGAZINE

トーンマガジン
トップページトーンマガジンMAGAZINEアプリコットデザイン代表中村が語るtone villageのこと。

MAGAZINEPEOPLEMEMBER|2023.5.8

アプリコットデザイン代表中村が語るtone villageのこと。

デザイン会社が運営する複合施設、tone villageは、運営会社であるアプリコットデザインの事務所と、ネイルサロン・トリミングサロン・カフェ・スクールで構成されています。
「それぞれのらしさ溢れる日常を。」というコンセプトのもと、来てくれた人が新たな一歩を踏み出すきっかけになるような場所を目指しています。
今回はそんなtone villageの代表を務める中村さんに、tone villageができた背景や大切にしていることを聞いてみました。

tone villageを彩る4つの場所

まずは施設の構成が気になります。
トリミングサロンやネイルサロンを選んだ理由を教えてください!

トリミングサロン・ネイルサロンに関しては僕がこれまでペット業界の会社経営・美容業界の事業に携わった経験をいかして、店舗を運営していくことにしました。わんちゃんと飼い主さまの穏やかな時間をつくるトリミングサロン、自分らしさを指先から彩るネイルサロンを目指しています。

ほっと一息つけそうなお店ですね。
では、「スクール」について聞かせてください。スクールと聞くとお堅いイメージがあるのですが、どんな学校なんでしょうか。

デザインに関する講座をはじめ、仕事にいかせるスキルを学ぶ講座、日々の暮らしを豊かにできるような講座を企画しています。
これまでデザインに関わってきた経験から、今度はデザイナーを育成していきたいと思い、学校を開くことにしたんです。かれこれ7年ほど前からやりたいと思っていたことなので、ついに実現したなあって。デザインの講義に限らず、参加していただいた方の「人生のスパイス」になるような時間をつくっていきたいと思っています。

最後にカフェについて教えてください。
tone village唯一の飲食店ですが、カフェを選んだのにも、何か理由があるんでしょうか。

tone villageの “tone”には、「調子をととのえる」という意味があります。
tone villageに足を運んでくださった方々が休憩できるような場所をつくりたいと思い、リラックスして食事できるカフェをつくることにしました。 施設の中にある「お食事処」のような立ち位置です。

新しい気づきが、
一歩踏み出すきっかけとなるように

tone villageをつくることになった背景を教えてください。

何か決定的なできごとがあったわけではなくて、デザインのことや社会のことなど、僕が日々 感じていることが積み重なって、こういった施設をつくる運びになりました。

「日々感じていること」というと・・・?

tone villageをつくることになったきっかけとして大きいと思うことは、2つあります。
まずはコロナ禍を機にデジタル化が進み、人と対面で会うのが難しくなったこと。対面で会えるときの人との温度感がより大切に感じられるようになって、「アナログ」であることの重要さを実感したんです。僕たちがしているのはデザイン。対面で会わずとも進められるデジタルの仕事だけど、人と対面できる施設をつくることで、「デジタルとアナログの融合」を目指しています。tone villageで、デジタルとアナログのいいとこどりができたらいいなと。

デザインを通したデジタルなお仕事をしながら、アナログな施設をつくっていく。なんだかおもしろそうですね・・・!
では、もうひとつのきっかけとは何だったのでしょうか。

現在の日本にはお給料がなかなか上がらないという問題があると感じています。これは個人の価値が適正に評価されていないということでもあると思うんです。自分で学んで新しい知識を蓄えていったり、環境を変える、つまり自分の得意なことをいかせる仕事に就いたりすることで、適正に評価されることにつながると僕は考えています。

だからいま必要なのは、自分自身と向き合う時間をつくることなのかなって。自分と向き合って、自分のやりたいことや自分の好きなことを見つけられれば、自分の価値が上がるはず。ここに足を運ぶことで、「こういうお仕事があるんだ」「こういう考え方があるんだ」と、新しい気づきを得て、自分自身のこれからについて考えて、新たな一歩を踏み出す。そういったきっかけになる場所をつくりたくて、tone villageがうまれました。

自分らしさを見つけながら、
みんなで育てる場所でありたい

tone villageを運営していくにあたって、大切にしていることはありますか。

「みんなでつくること」を何よりも大切にしています。アプリコットデザインではたらく人だけではなくて、スクールの講師の方や、ここに来てくれた人、tone villageに関わった同じ価値観をもつみんなで盛り上げていく、そんな場所にしたいと思っています。公民館みたいなイメージです。

特に20代後半から30代くらいになると、立ち止まって人生について考えたくなることがあると思うんです。そういうタイミングにふらっと立ち寄って、たとえばネイルサロンやスクールで自分と向き合ったり、トリミングサロンでわんちゃんと穏やかな時間を過ごしてもらったりカフェでひと休みしてもらったり。お客さんだけでなく、ここではたらくスタッフたちも同じです。ここに集まってきた人それぞれが、この場所で自分らしく過ごして、一緒にtone villageをつくっていってほしいと思っています。

世知辛い世の中でも、自分のことは自分でなんとかしないといけなくて。でもここで集まった人が助け合って、ポジティブな想いが広がっていって、世の中がちょっとよくなっていったらいいな、というのがひそかな野望です。

tone villageのコンセプトである「それぞれのらしさ溢れる日常を。」にも通ずる、今回のインタビューで何度も登場した「らしさ」という言葉。ひとことで言えば「今の自分自身に納得できているかどうか」だと中村さんは言います。頑張らないといけない時期だってもちろんあるけれど、無理しすぎず、自分自身の本音に向き合っていく。わがままに生きる。それが自分らしく生きるということだと思うから。tone villageでは一人ひとりが自分らしく生きるためのきっかけになれる場所を、みなさんと一緒に作っていきます。

(インタビュー・文:Koyama Miku

MAGAZINE LIST

LINE MEMBER’S

tone village 公式 LINE「TONE MEMBER’S」 施設共通のポイントが貯まる他、最新情報をお届けいたします。

QRコード

LINE ID:tonevillage

友だち追加

各プレス関連のお問い合わせについては「お問い合わせフォーム」よりお願いいたします。
メディアやSNS等でtone villageをご紹介いただく際にご利用いただけるメディアキットも用意しております。