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MAGAZINE|2024.5.27

オープン1周年記念|オリジナルノベルティ制作の背景をご紹介

tone villageは、6月にオープン1周年を迎えます。tone villageでは、これまで関わってくださった方に感謝の気持ちを込めてノベルティを制作しました。

ノベルティのイラスト制作を依頼したのは上田市でコンテナカフェ+solを経営されている仁科彩さん。やわらかさとしなやかさの調和するイラストを描かれており、ご自身の店舗ロゴやイメージキャラクターを制作されています。

Profile
上田市出身。新潟の専門学校を卒業後、東信のお菓子屋さんに就職。その後退職し、地元で会社員として働く。2年前にコンテナカフェ+solをオープン。イラストレーター“Tresor”としても活動。

 
今回は仁科さんに、イラスト制作の背景やイラストに込めた想いなどをお話しいただきました。

イラストの作り方

ーイラストの制作方法を教えてください。

イラストは、iPadとペンシルを使って制作しています。これまではわんちゃんや女の子のイラストを中心に描いてきましたが、たとえば女の子のイラストは図形の要素を組み合わせて作っています。

私のイラストは口を描いていないものが多いです。
ミッフィーちゃんやキティちゃんもそうみたいなのですが、“どんな表情に見えてもいい”と思うので。物思いにふけっていてもいいし、喜んでいてもいいし、泣いててもいいし。見てくださる方に、自由に想像してもらえた方がいいかなと思って、あえてそうしています。

目ひとつとっても位置を少し変えるだけでまっすぐ見ているように見えたり、俯いてみえたりしておもしろいんですよ。ちょっとした配置とか向きとか、そういったところをじっくり考えることでオリジナリティを出しています。

ーお店の経営とイラストを描く時間をどう両立していますか。

イラスト制作については、とにかくいかにスキマ時間を有効活用するかが重要で。時間を見つけたら描くようにしています。ワンオペでお店をやっているので、お客さんが途切れたらiPadを広げて描いて、お客さんが来たら閉じて、という感じで。イラストは材料集めや集めた材料を自分のイメージにどう当てはめていくかを繋ぐところに時間がかかるし大変な部分なので、何か思いついたらちょっとメモすることは、日常の中で自然にしていますね。

思いついたときに描けるところまで描きたいっていう気持ちの方が強いので、描かなきゃっていう重圧を感じることよりも楽しいと感じることの方が多いです。

ーイラスト制作について気をつけていることをお聞かせください。

お店の営業やお客さんのご都合があるので難しいこともありますが、いただいた修正をなるべく早く反映させてお客さんにお戻しすることを心がけています。お互いに同じ熱量、温度のときにお話を進めていった方がいいと思うんです。

鉄は熱いうちにじゃないですけど、ちょうどお互いが同じ温度になっているときの方が話も進みやすいし、その温度感でお話しくださってるとより素敵なものができると思うんです。その瞬間に感じたことが、明日になったら変わることもあるから、そのときの修正をすぐに反映して、次の日になってまた見え方が変わったらそのときにもう一度考えよう、という感じで、修正を進めることは大切にしていますね。

依頼を受けたときの心境

ーtone villageからイラストの制作の依頼がきたときの心境を聞かせてください。

とてもうれしかったです。びっくりしたのと、嬉しさが入り混じって鳥肌が立ちました。いいのかな?本当に私なのかな?と思って。

ご依頼いただいたときにHPやインスタグラムを拝見して、コンセプトやお店の紹介を見てすごくいいなって思って。自分が悩んでいたときに来たかったなあって思ったくらいで。tone villageさんが大切にされている“日常を自分らしく過ごす”というコンセプトが、私が実際に抱いたことのある葛藤や悩みともリンクしたので、こういった場所で私がイラストやデザインという形でお手伝いできるなら、ぜひやりたいと思いました。

ー制作会社からの依頼に、プレッシャーを感じましたか。

もちろんです(笑)。 

これまで基本は自分の好きなものを好きなように描いていただけだったので、こういうものを作ってほしいとかっちりしたご依頼を企業さんからいただくのは初めてのことで。だから、お出しする候補のイラストがどれも刺さらなかったらどうしよう、というのは描いている間もずっと思っていましたね。

tone villageさんには制作に入る前に“ノベルティにどんな想いを込めたいのか”をお伺いしていて。 “いままでありがとうございました、これからもよろしくお願いします”の気持ちを伝えたいとおっしゃっていたので、“自分を見出すためのtone village”っていう施設全体の軸の部分を念頭に置いて、制作に集中しました。

tone villageさんが考えているコンセプトや想いに合ったものが作れればお客さんも喜ぶと思ったので、やっぱりそこが一番大切かなって。

それぞれのイラストに込めた想い

ー今回ご制作いただいたイラストに込めた想いをお聞かせください。

■tone cafe

カフェといえばまずはほっと一息つける場所だっていうのが大切だと思うので、ほっこりできるような、やわらかい感じのイメージがいいかなと思って作りました。やわらかさ、あたたかさが表現できるよう、湯気の線の太さや曲線にこだわりました。

女の子の髪型は当初もう少しポップなものも考えていたのですが、実際にtone cafeさんにお伺いしたところ、ポップなイメージはちょっと違うかなと思って。tone cafeさんの持つ雰囲気に合わせ、しなやかで大人っぽい女性をイメージして作りました。

■blanchefle

ネイルをする方にはいろんな感性があると思うので、blanchefleさんのデザインはとても悩みました。シンプルなネイルが好きだからワントーンのネイルがいい人もいれば、飾りをたくさんつけたい人もいるから、それをどう表そうかなって。

だから、お店の名前の意味でもある白い花を持つ手のイラストにしました。シンプルなデザインの中でも、手の線の細かいニュアンスにこだわっています。ネイルは“毎日頑張っているお客さんのちょっとしたごほうび”みたいな位置づけだと思うので、細くて弱そうな感じではなく、やわらかすぎないしっかりとした手にして、でも角ばりすぎないように気をつけて制作しました。

■sora to kaze

わんちゃんのかわいさが前面に出るようにデザインを考えました。tone villageの代表である中村さんのわんちゃんのお写真を見ながら描いています。トリミングの施術の中にはいろいろなシーンがあるのでどこを切り取ろうかなと悩んだのですが、やわらかさを出すにはシャンプーがいいなと思い、シャンプーを楽しむわんちゃんの姿を描きました。

■tone college

“ここで可能性を見出してほしい”、“ここで自分らしさを見つけてほしい”というtone collageさんの願いを、図形で表現したイラストです。いろんな色・形のものを自分で選んで、組み合わせて、それがいつか自分の生きる意味や自分らしさになっていったらいいなという想いを込めて描きました。

■タンブラー

悩んでいる、物思いにふける女の子の周りにtone village各店舗の象徴を並べて、みんなが寄り添うこの場所で、どこかに自分のヒントがあるっていうのを見つけてほしいというか、何かを悩むときって結局は一人だけど、ちゃんとみんながいるから大丈夫っていう安心をtone villageさんで感じてほしいなと思って、このデザインにしました。

今回制作したステッカーとタンブラーは、6月1日から始まるtone villageの創業イベントシーズンに、当施設をご利用いただき条件を達成した方へプレゼントいたします(なくなり次第終了)。

【ステッカー配布条件】
施設内各店舗で1000円(税込)以上お買い上げで1枚、5000円(税込)以上お買い上げで2枚プレゼント。お好きなものをお選びいただけます。
※tone collegeのワークショップ参加も含みます。

【タンブラー配布条件】
ステッカーを台紙から剥がさずに4枚集めて店頭にてご提示でプレゼント。
※ステッカーの種類は問いません。
※台紙から剥がしたものは無効です。台紙に引き換え証明の印をつけさせていただきます。

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