こんにちは、中村です。
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この何年かで、一日の過ごし方が変わったという方はいるでしょうか。朝に家を出る時間、夜にテレビをつけている時間。暮らしは、こちらが決めていなくても少しずつ動いていきます。
そのわりに、働き方のほうはなかなか動きません。何時に出て何時に帰るか。どんな仕事を引き受けるか。一度そう決めたら、何年もそのままだったりします。
今ここで働く理由を自分の言葉にする
今の働き方を選んだときには、理由があったはずです。早く覚えたいから、帰りが遅くなっても引き受ける。家から近いほうがいいから、この場所にする。そのときの暮らしに合わせて決めています。
ただ、毎日続いていくのは決めたあとの時間割です。何時に出て何時に帰るかは体が覚えていても、なぜそうしたのかは言わなくなります。
僕は、今いる場所で働く理由も、自分の言葉で持っていたいなと思っています。ここで何を得たいのか。これからの暮らしに、どうつなげたいのか。そこが見えていると、同じ仕事でも誰に何を聞くか、何を相談するかが変わってきます。子どもの行事がある日を、シフトが決まる前に伝えておく。残業を引き受ける月と、そうでない月を分けて考えてみる。
家にいられる時間と毎月のお金
働き方を暮らしの側から見ると、確かめるものは二つです。一日のうち家にいられる時間と、毎月手元に入るお金。
どちらも、勤め先の条件でおおよそ決まってしまいます。通勤が片道一時間なら、朝と夕方で二時間は家の外です。残業のある月は、夕飯の時刻が後ろへずれます。手取りが増えれば、習いごとや旅行の相談ができるようになります。
やっかいなのは、片方を厚くするともう片方が薄くなりやすいところです。近い職場に移れば帰りは早くなりますが、条件のほうは今より下がることもあります。夜まで働けばお金は入りますが、家で過ごす時間はなくなります。
どちらが要るかは暮らしの段階で入れ替わる
この二つのどちらが要るかは、暮らしの段階で入れ替わります。子どもが小さいうちは、夕方に家にいられるかどうかが大きい。進学が近づけば、まとまったお金のほうが気になります。働き始めたころと同じ配分のままで、ずっとちょうどいいとは限りません。
入ったころは覚えることが一番だった、という方もいると思います。帰りが遅くても平気だった時期です。そうやって選んだ場所でも、家族と過ごす時間のほうが先に来る日は来ます。反対に、手が離れたのでもう少し働きたくなることもあるでしょう。
どちらを先に置くかを決めておく
両方を同時に厚くするのは、なかなか難しいんですよね。無理に取りにいくと、寝る時間が削れたり、家のなかがぴりぴりしたりします。
だから今はどちらを厚くしておきたいのかを、先に決めておくといいと思うんです。今は子どもと過ごす時間を持ちたいから、この働き方でいく。そう言えるなら、それはもう自分で選んだ理由。
配分はあとから変えられる
いま決めた配分を、ずっと守らなくてもかまいません。数年たてば、別のことをやってみたくなる日も来る。そのときにまた、今いる場所でできることを確かめればいいのだと思います。
暮らしのほうは、こちらが決めなくても先に動いていきます。今、先に置いておきたいのはどちらなのか。その答えを、メモのすみにでも書いておく。書いてあれば、来月の働き方を相談するときに、そのまま話せます。



