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平山沙織子さん

PEOPLE|2023.10.16

健康経営アドバイザー・腸活腸育ライフスタイルデザイナー
平山沙織子さん

会社員としてフルタイムで働きながら、健康経営アドバイザーとして「腸活」に特化した健康講座の講師やファスティング指導などを行う平山沙織子さん。

現在されているお仕事のこと、今の働き方に至るまでの経緯、働く中で大切にされていることについてお話ししていただきました。

会社員として働きながら、「暮らし」全般のあれこれを発信

もともと九州に住んでいましたが夫の転職がきっかけで長野に移住し、通信会社の会社員としてフルタイムで働きながら、休日は健康講座のセミナー講師、ファスティング指導、キャリア教育講師をしています。また、「腸活」に関係するコラボ商品のプロデュース、これまで培った専門スキルを生かしたプロボノ活動を行うこともあります。最近はアクセサリー作家として作品制作・販売も始めました。

講師の活動に関しては、お食事に限らず「暮らし方」や「生き方」全般のことについての発信をしています。おいしいものだけ食べていると不健康だけど、栄養だけに特化してしまうと、すごく疲れてしまう。だから、もっと広い視野でアプローチして腸が育っていく方法を皆さまにお伝えしています。

「スーパー主婦」になりたくて

工学部出身だったため通信関係のお仕事に就きましたが、料理が好きだったこともあり結婚を機に「スーパー主婦になりたい」と思い立ち、調理師免許を取得。2013年頃からパーティー料理のケータリングサービスや料理教室の主宰を始めました。

もともと料理教室などの講座に出るのが好きでした。その中で、腸活の料理教室があるというのを知人から聞いて。以前から「腸活」には興味があったことと、ベンツとミーレというドイツの老舗キッチンメーカーのショールームで開催される料理教室だったことで、すぐに参加を決めました。その頃健康に対する意識や興味が高まっていたのもありますが、お料理はもちろんのこと、笑顔が素敵な講師の方に惹かれ、腸活の勉強を開始。その先生のもとで腸活の資格を取りました。それまではパーティ料理のような華やかなものばかり作っていましたが、“せっかく食べるなら身体にいいものが入っていたほうがいい”という考え方にシフトしていきました。

“振る舞うこと”が好きだから

会社員として勤めて15年、それまでは家と会社の往復を繰り返す日々でした。料理に関する講座にときどき参加するくらいで。変わったきっかけは、子どもが生まれる少し前のこと。「魔法の夢ノート」という、人生のビジョンについて考える講座をたまたま受けて、自分の“潜在的にしたいこと”が見えたんです。それが、「お料理」と「伝えること」でした。

料理やお菓子作りが昔から好きだったので、学生時代は自分が作ったお菓子やお料理を友人に振る舞っていました。結婚してからも夫の友人や会社の人にお料理を振る舞うことがよくありました。きっと、お料理そのものだけでなくて「振る舞うこと」が好きだったんだと思います。だから、知人だけではなくてもっと多くの人にお料理のことを教えたり伝えたりすることで、喜んでもらいたいと思って。それで、本業に加えて多方面でも活動できる機会を得るため「複業」として、食に関するお仕事を始めたんです。

複業の相乗効果

本業は勤続25年ほどになります。現在は営業職ですが、定期的に部署移動があるため、これまで総務や人材コーディネーター、情報リテラシー教育等で社会貢献活動を行う部署などさまざまなことを経験させていただきました。一緒に働く方々との関係も良好で、安定したいい職場なので今の働き方ができていますね。

また、本業での多岐にわたる経験が今の働き方に生かせていることも日々実感しています。たとえば情報リテラシー教育の講座を担当したことで人前に立つことに慣れたり新しいつながりが生まれたりしたこと、総合職で資料作成やプレゼン、社外折衝を経験してきたことで本業以外の活動でもPR活動ができることなど。本業とそれ以外の活動の間で相乗効果が生まれており、自身の成長にも繋がっています

時には人を頼ることも必要

複業を行っていると、やはりタイムマネジメントが難しいです。子どもがまだ8歳なので何かと手がかかりますし、やりたいときにやりたいことができないこともあります。だから、育児・家事・仕事をいかに効率よく、気持ちよく行うかが日々の課題ですね。

そのため、とにかく時間を無駄にしないということを常に意識しています。朝早く起きて、起きている時間は本業の合間に講座や制作の企画について考えるようにしています。人に頼るということも大切にしていますね。お仕事をしていると、人に尋ねたり頼んだりしたくても遠慮してしまう方が多いと思います。でも、全部自分でやろうとしなくてもいいのかなって思うんです。「これはちょっと難しいからこの分野が得意な人に聞こう」とか。複数のことに挑戦しようと思うと自分だけで完結せずに人にお願いすることも必要になってくると思います。

「つくりだして、喜んでもらうこと」が嬉しい

私は働く=「傍楽」だと考えていて、そば(傍)にいる方のお役に立って「よかった」「楽しかった」と思ってもらうことを大切にしています。

おじいちゃんおばあちゃん子でマッサージをしてあげたりお給料で何かをプレゼントしたりするのが好きだったからなのか、昔から“人に何かをして”誰かに「ありがとう」と言ってもらうのが嬉しかったのかもしれません。だから、自分だけが裕福になるのはきっと楽しくなくて、周りが潤っていくのをそばで見るのが好きなんです。

人に何かをしてあげる仕事ってたとえば看護のようなケアをしたり治してあげたりするお仕事もあると思うのですが、私は「つくりだす」ことが好きで、何かをつくりだしたその先で誰かに喜んでもらいたいのだと思っていて。

本業含め今させてもらっているお仕事は、お客様や受講者さんから喜んでいただいたときにすごくやりがいを感じますね。私の講座を通して何かを持ち帰って、ときどき頭の片隅で思い返してくれたらいいなと思いながら日々取り組んでいます。

幸せであり続けるために、“今この瞬間”を

“ウェルビーイング”を人生のテーマにしています。心身ともに満たされた状態をいかにして持続させるか、ということ。せっかく生きるなら、楽しくて幸せな方がいいじゃないですか。

だから、“どうしたら心も身体も健康で幸せな状態であり続けられるか”というところをいつも意識しながら、価値観の合う人とお話しして自分の心を整理したり何ごとにも自律的かつ積極的に取り組んだりしています。何か新しいことを始めようと思ったとき、心の声をちゃんと聞いてあげて、すぐに行動に移すことも気をつけていますね。“今この瞬間”を大切にしているからこそ、何をするにも勢いやスピード感があるというか。

生き方の選択肢を振る舞って

今後は生活の質を高める方法を、実践しながらもっと多くの人に伝えたいと思っています。出張して、日本全国で講座やポップアップを行うのが夢ですね。腸活講座やキャリア教育って生活の質を高めるアプローチのひとつだと思うんです。やっぱり心身ともに健康でいられなかったら質って上がらないから。

でも、「絶対にこうした方がいい」と私の価値観を押し付けたくはなくて。さまざまな面から考えて、自分のやりたいことに出会ってほしいから、私の言う通りにしてほしいとは思わない。たくさんの生き方に触れた中で、“自分はこうなれたらいいな”のひとつになれたらって思う。腸活にしてもキャリア講座にしても、アクセサリー制作にしても、こういう考え方があるよ、こういう生き方があるよ、という生活や人生の質を上げるための選択肢を“振る舞いたい”んです。

私が講座やSNSでの発信を通して届けた生活の質を高める方法を、“エッセンス”として受け取ってくれたら、そしてそれがその人の人生の潤いに繋がったら嬉しいです。

▼ワークショップの詳細はこちらをご覧ください

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