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LIFE|2023.10.19

スタッフの「じぶん時間」vol.5 〜はるさんの場合〜

朝起きて、出かける支度をして、予定をこなして、家に帰って・・・
毎日の繰り返しの中で、忘れてしまいがちな「自分自身と向き合う時間」。

このシリーズでは、tone villageに関わる人々の
「自分自身と向き合い、自分のために過ごせている時間」をご紹介いたします。

第5回は、アプリコットデザインデザイナーのはるさん。

休日には予定をたっぷり詰め込んで友人と遊んだりひとりで出かけたりすることが多いというはるさんの「じぶん時間」をご紹介します。

休みの日は、予定を詰め込んで

一番肩の力が抜けていると思う時間は、仕事終わりや休日に友人と遊んでいたりひとりで出かけたりしているときだと思います。仕事をしているときが自分らしくないというわけではないんですけど、仕事ってなると若干スイッチは入っているので、それが切れた瞬間に本来の自分みたいなものが出ていると思うんです。

家にずっと引きこもっているときがそんなになくて、遊びの予定をパンパンに入れるのが自分なりの息抜きの仕方なんですよ。ぼーっとするのはなんかもったいないなって思っちゃって。

美容院や歯医者さんなど、自分のためのちょっとした用事があって出かけても、そこから直帰できずにその街にある気になっていたカフェや古着屋さんに立ち寄って気がついたら夜、なんてことがほとんどですね。

“一点もの”に出会いにいく

社会人になって何年か経った頃から、古着を買うことが好きになりました。チェーン店で買うこともありますし、友人に連れて行ってもらった古着屋さんをリピートしたりとか、最近では近所にできた無人古着屋に行くことも多いです。

もともと、おじいちゃんがアメリカから買ってきた革ジャンとか、航空マニアの父が持っていたフライトジャケットとか、そういうものを身近で見ていて、潜在的に古いものには興味があったんだと思うんです。

でも実は、以前から軽度の潔癖症で。人が着ていた服を着るなんてありえないって思っていたんですよね。それが、ビンテージものや古着屋さんを紹介しているyoutubeのチャンネルをたまたま見つけて見始めたのがきっかけで古着やビンテージのものに没頭するようになりました。

ビンテージのものって、何年か使うことによってその人にしか出せないしわや傷ができるんですよね。たとえば、デニムを履いていた人がバイク乗りだったとしたら。バイクに乗っているからここが破けているんだな、この傷はその人が履いたからこそできたものなんだな、とその一着にしかない特徴があって。その唯一無二な感じがおもしろくて好きなんです。

古着を買うとき、もう今は流通していないものや、探すのが難しいものにすごく惹かれるんですよね。限定ものや一点ものに弱いんだと思います(笑)古着って、サイズ感もすごく難しくて。丈が長いものやオーバーサイズのものが多いんですけど、今日着ているシャツは丈がすごくちょうどよくて。数ある古着の中から、自分にとってベストの一点ものに自分から出会いにいく探し出す感じが好きなんだと思います。

背景を知るのが好きだから

古着に限ったことではないのですが、ものを選ぶときは「買ってどういう合わせ方をしようか」、「今これを買わなかったとしてほかで代用できるんだろうか」というのを常々考えるようにしていますね。その商品じゃなきゃだめな理由を探して思いつくかどうか、それにプラスときめくかどうか、みたいな感じです。

特に好きなのはアメリカ古着ですね。今日の古着もメイドインハワイです。

これはアメリカに限った話ではないのですが、海外の人ってお気に入りの服のタグに自分の名前を書いちゃったりするんですよ。それがその国から日本に輸入されてきて。そういう古着に出会うと、「これめっちゃ好きだったんだなあこの人」ってわかるから、ちょっとほっこりするんですよね。

そもそも、古着の背景にあるストーリーが好きなんだと思います。自分の手に渡るまでに、この服はどこにいたんだろう、みたいなことを考えるのがおもしろいんですよね。古着屋のスタッフさんと話すのも好きだから、その服の年代を教えてもらって盛り上がることもありますね。

むしろ、潔癖症なのに古着を好きになった理由って、そこにあるような気がします。動画を見て興味をもったのはあくまできっかけで、古着屋さんと話すようになって、その古着のルーツを知るのが好きで没頭しているのかも。

古着が好きな理由を考えると、仕事にも通ずるものがあるかもしれないです。以前お寺のロゴ制作を担当させてもらったときに、お寺の宗派のこと、そもそもどんなお寺なのか、どうして阿弥陀如来像をまつっているのか、そしてどういう経緯で新しいロゴを作ることになったんだろうとか、そういった背景を知るのがすごく楽しくて。過去やそれまでの過程を知ることが好きだから、制作会社でさまざまな業界の会社さんのお話を聞いて楽しめるんだと思いますね。

一点ものを自分で作る

最近では、“一点ものを自分で作りたい”っていう欲も出てきて。財布やブーツ、デニムを新品で買って、自分で“育てて”います。

デニムとブーツは30歳になったときに記念で買いました。40歳になったときにどんな感じになっているかなって、試してみるのにわかりやすい節目かなと思って。ベルトは友人に新品をもらったので、一緒に育てています。

デニムは“大戦モデル”というモデルをもとにした復刻のものを購入しました。素材を節約するためにステッチがペイントされていて、裏地も端切れを使っていて。すごく特徴の多いデザインなんですよね。

育て始めたばかりのこの服たちが、これからどんな風に育つのか。とても楽しみです。

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