こんにちは、中村です。
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同じ金額でも、あとに残るものと残らないものがある
買い物をするとき、金額のことは考えても、そのあとどうなるかまでは、あまり考えないなと思うことがあります。
使ったら消えていくものがあります。電気代とか、洗剤とか、その日に食べてしまうものとか。
一方で、そのあともずっと手元に残るものがあります。ずっと使う道具とか、木の器とか、庭に植えた木とか。
同じ千円でも、消えていく千円と、これから何年か働いてくれる千円がある。そんなふうに思っています。
消えるほうを、悪者にしなくていい
先に書いておきたいのですが、消えるほうが良くない、という話ではありません。
電気は止められませんし、その日のごはんは、その日に食べてなくなるものです。暮らしの大半は、消えていくほうでできています。
ただ、全部をひとまとめに「出ていくお金」として見てしまうと、少ないほうがいい、という結論しか出てこなくなります。そうすると、残るほうまで一緒に削ってしまうことがあるんです。
削るときに、順番を間違えたことがあります
これは仕事のほうの話ですが、お金が厳しくなったことが何度かあります。
そういうとき、つい目立つものから止めたくなります。金額が大きくて、止めても明日は困らないので。
でも、あとから考えると、それは働いていなかったのではなくて、返ってくるまでに時間がかかるものだった、というだけでした。そこを先に止めてしまって、翌月にもっと厳しくなる。そういうことを何度かやりました。
暮らしでも、たぶん同じことが起きます。しんどいときほど、いちばん自分を支えていたものから手放してしまう。
毎月のものは、一度ぜんぶ並べてみる
やってみてよかったのは、毎月出ていくものを、一度ぜんぶ書き出してみることでした。
ひとつひとつは小さいので、その場では気になりません。でも一覧になると、いつから続いているのか思い出せないものが、いくつか出てきます。
千円でも、一年で一万二千円です。大きい買い物のほうはよく考えるのに、小さくて毎月出ていくものは、あまり考えないままになっています。
すぐに何も起きなくても
残るほうにお金を使ったのに、何も変わらない、ということもあります。
いい道具を買ったのに、思ったほど使わなかった。庭に植えた木が、まだ小さいままとか。
そのときに「無駄だった」で終わらせてしまうと、次から何も選べなくなります。見るところを、変えてみるといいのかもしれません。
変わったかどうか、ではなくて、それがいまも手元にあって、これから働いてくれるかどうか。木は、来年も再来年もそこにあります。ただ、育つのに時間がかかるだけです。
もちろん、何年経っても何も起きないなら、置き場所のほうを考えます。使わない道具は、たいてい、しまってある場所が遠いだけだったりします。
今日のところは、ひとつだけ
今日、何かにお金を使うことがあったら、そのときにひとつだけ。
これは使ったら消えるものか、それとも来年も残るものか。どちらでも構いません。ただ、どちらなのかを分かって使うのと、分からずに使うのとでは、あとの気持ちが少し違う気がしています。



