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「思ってたより良かった」は、宝物

こんにちは、中村です。

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今日は、写真とお店の話から、「盛らない」ということについて書いてみたいと思います。

写真で見たときは、素敵だったのに

写真で見たときはすごく素敵だったのに、実際に行ってみたら、なんだかちょっと違ったな。そんな経験、ありませんか。旅館やホテルで、よくある気がします。夜のきれいな外観の写真を見て「豪華そう」と思って行ったら、そうでもなかった、みたいな。

でも、よく考えると、その場所が悪いわけじゃないんですよね。むしろ、普通にいいお店だったりする。それなのに、がっかりしてしまう。それは、その場所そのものではなくて、「思っていたのとの差」を見てしまっているからなんです。

「思ってたより良かった」は、宝物

おもしろいのは、逆もあることです。写真はそんなに凝っていなかったのに、行ってみたら思ったより良かったお店。ああいうところって、また行きたくなるし、誰かに教えたくなりますよね。

同じお店でも、受け取り方がこんなに変わる。印象って、実物の良し悪しだけじゃなくて、事前にどれくらい期待していたか、その差で決まるんだなと思います。だとしたら、「思ってたより良かった」は、けっこうな宝物です。盛って期待を上げるより、そっと控えめにしておいて、実際に来た人に「あ、いいじゃない」と思ってもらうほうが、ずっと気持ちがいい。

写真の中で足すより、その場を整える

僕は仕事で写真を撮ることが多いのですが、そこで思うのは、写真の中で何かを足すより、実際のその場を整えるほうが、たいてい早いということです。

撮る前に、ちょっと片付ける。いらないものをしまう。物の位置を少し変えてみる。それだけで、写真は見違えます。しかも、いいことに、それはお客さんが帰ったあとも、そのまま残るんですよね。写真の中だけできれいにしたものは、その一枚の中にしかない。でも、その場を整えたものは、来てくれた人が同じものを見られる。これは、暮らしの中でも同じかもしれません。

等身大は、無理がない分、長く続く

盛った状態って、維持するのがしんどいんです。背伸びして見せたら、その背伸びにずっと合わせ続けないといけない。実際の自分との距離が空くほど、苦しくなっていく。

でも、等身大の、一番いいところを見せているなら、そのまま続けられます。無理がない分、長く続く。お店でも、人でも、そうやって「思ってた通りだったな」を積み重ねていくほうが、じつは強いんじゃないかなと思います。地味なんですけど、いちばん崩れにくい。

もしよかったら、今度どこかで写真を撮るとき——お店の紹介でも、暮らしの一枚でも——ちょっとだけ、盛らずに撮ってみてください。その代わり、撮る前にその場を少し整える。実物のほうが良かった、と思ってもらえるのが、いちばん気持ちいいですから。

今日より明日が、ちょっと楽しくなりますように。