こんにちは、中村です。
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今日は、日々の機嫌の話を書いてみたいと思います。機嫌をよくする方法というより、下がったときの「戻し方」の話です。
会社に着く前に、もうどんよりしている朝
朝、家を出たら雨が降っていた。駅に着いたら電車が遅れていて、乗ったら結構な混みよう。誰かに足を踏まれる。スマホを開けば、なんだかもやっとする投稿が目に入ってくる。会社に着く前に、もう気持ちがどんよりしている。そんな朝って、ありませんか。
こういうとき、私たちの機嫌は、周りの出来事に結構握られています。天気とか、電車とか、誰かの一言とか。自分ではどうにもできないことで、一日の気分が決まってしまう。そうすると、なんだか一日ずっと、周りに振り回されているような感じになります。
しかも今は、機嫌を持っていかれる材料が、そこら中にあります。少し時間が空くと、なんとなくスマホを開く。すると、誰かの成功の報告だったり、暗いニュースだったり、知らない人同士が言い合っているのが目に入ってくる。自分には関係のない話なのに、見ているうちに、なんだか気持ちがザワザワしてくる。自分から機嫌を差し出しにいっているような瞬間が、意外とあるように思います。
機嫌は、まわりの人にとっての環境でもある
機嫌って、ただの気分の問題ではないと思うんです。まず、機嫌が悪いと判断が雑になります。イライラしているときは、細かいところを確認する気力がなくて、あとで見返して「なんでこんなことを」と思ったりする。
それに、機嫌は結構表に出ます。隠しているつもりでも、声のトーンや返事の短さで伝わってしまう。お店に入って、店員さんがなんだか不機嫌そうだと、こちらも気を遣いますよね。頼みたかったことを頼みづらくなる。逆に、感じのいい人だと「もう一個聞いてみようかな」と思える。同じお店でも、受ける印象が随分変わります。
家でも、職場でも同じです。機嫌のいい人の周りには、話しかけやすい空気ができている。だから機嫌は、自分だけのものではなくて、まわりの人にとっての環境でもあるのかなと思います。
「戻し方」は、意外と自分で知らない
じゃあ、いつも上機嫌でいましょう、と気合で頑張る話ではありません。むしろ逆で、下がったときに自分を戻す方法をいくつか知っておく。そのほうが、ずっと現実的だと思います。
おもしろいのは、機嫌が悪くなる原因のほうは、みんな割とよく知っているんです。寝不足とか、お腹が空くとか、あの人と話すと疲れるとか。でも、何をすると自分の機嫌が戻るのか。そっち側は意外と知らなかったりします。
少し歩くと落ち着く人もいれば、好きな音楽をかけると切り替わる人もいる。温かい飲み物を一杯入れる。机の上をちょっと片付ける。戻し方は、人によって全然違うと思います。だからまずは、自分にとって「これをやると少し楽になる」を、いくつか見つけておく。それが分かっているだけで、落ちたときにずるずる引きずらずに済みます。
まず「今、下がってるな」と気づく
その第一歩は、たぶん気づくことなんですよね。「あ、今、自分の機嫌が悪いな」と。当たり前のようでいて、これが意外と難しい。イライラしているまさにそのときって、自分がイライラしていることに気づかないまま、まわりのせいにしてしまいがちです。あの人のせい、この状況のせい、と。
でも、いったん「今下がってるな」と気づけると、それだけで少し冷静になれます。悪いのは相手じゃなくて、今日の自分の調子かもしれない。そんなふうに一歩引ける。気づいてから、自分の戻し方をひとつ試す。この順番だけでも覚えておくと、少し楽になるのかなと思います。
もうひとつ。機嫌が下がること自体は、悪いことではないと思っています。誰だって虫の居所が悪い日はあります。ただ、その不機嫌をそのまま人への態度で表してしまうと、それが移っていく。家に帰って、ちょっとしたひと言に棘が出て、家の空気が悪くなる。心当たりのある方もいるかもしれません。自分の機嫌を自分で取るというのは、我慢して笑顔を作ることではなくて、自分の不機嫌の責任を、まわりに肩代わりさせないということなんだと思います。
ほんの少し、自分で天気を変えられる余地
もちろん、いつも完璧に上機嫌でいる必要なんて、まったくありません。落ち込む日もあるし、どうにもイライラする日もある。それが普通です。
大事なのは、ゼロか百かではなくて、下がったときに少しだけ戻せる自分でいること。全部を明るくしようとしなくてよくて、ほんの少し、自分で天気を変えられる余地を持っておく。それだけで、まわりに振り回される感じは、随分減っていくと思います。
もしよかったら、今度なんだか機嫌が下がっているなと気づいたときに、「何をすると自分は少し楽になるんだろう」と、一度考えてみてください。散歩でも、甘いものでも、誰かと少し話すでも、何でもいいと思います。自分なりの戻し方をひとつ持っておく。それは自分のためでもあるし、たぶん、まわりの人のためにもなります。
今日より明日が、ちょっと楽しくなりますように。



